ヤクルト・下川隼佑がプロ初勝利、下手投げ右腕の快進撃!

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下川隼佑、プロ初勝利を挙げる!異例の下手投げ投手が躍動

(セ・リーグ、ヤクルト7-4広島、19回戦、ヤクルト10勝7敗2分、2025年8月31日、神宮)ヤクルトの育成ドラフト3位、下川隼佑投手(25)が、プロ入り2度目の先発登板で5回8安打3失点と力投し、待望の初勝利を飾った

試合後、本拠地のお立ち台に上がった下川は、満面の笑みで「すごく気持ちがよかった」と初勝利の景色を味わった

下川選手は、三回に押し出し四球で1点差に迫られた際、同学年の三塁手・村上選手から「テンポよくいこう」とアドバイスを受け、その声に気合を入れ、後続をしっかり抑え込んだ

湘南工大付高に進学後、下手投げに転向した彼の持ち味は、投球フォームが通常のオーバーハンド(腕を真上に振り下ろす投法)とは異なることである

神奈川工大時代は、学業の合間にアルバイトをしながら野球に打ち込んでいた

具体的には、コンビニやマクドナルドでの接客業に従事し、さらには横浜スタジアムでの警備業務も経験

彼にとって、選手たちのプレーを支える立場も貴重な経験となり、同時にプロの舞台への憧れを抱き続けていた

昨季は、イースタン・リーグで最多奪三振を記録し、育成ドラフト3位でプロ入り

彼は、今年5月に支配下登録を果たすと、5試合で1勝0敗、防御率3・46の成績を残している

プロ初安打も右中間への二塁打で達成したことが、記憶に残る瞬間に

育成ドラフト出身の新人投手が初勝利を挙げたのは球団初の快挙である

下川選手は「運よくここまで進んできた

新潟で教わったことを出せるよう努めてきたが、結果がついてきて本当に嬉しい」と苦労人の道のりを振り返る

今後も注目される選手である

下川隼佑選手のプロ初勝利は、彼のこれまでの努力と成長の象徴と言える。小さな頃からの夢を実現し、育成ドラフトからの出発でありながら、着実に実力を上げてきた姿は多くの人に感動を与える。今後、彼がどのようなプレーを見せてくれるのか、期待が高まる。
キーワード解説

  • 育成ドラフトとは?:育成ドラフトは、プロ野球チームが将来有望な選手に対して育成契約を結ぶためのドラフト。通常のドラフトとは異なり、選手が支配下選手名簿に登録されるまでは特別な契約に基づいて活動する。
  • アンダースローとは?:アンダースローは、投手がボールを下から上に投げるフォームのこと。この投球スタイルは、独特のバッターとの対戦を生む特徴があり、普通のオーバーハンドとは違った球筋を見せることができる。
  • イースタン・リーグとは?:イースタン・リーグは、プロ野球の2軍にあたるリーグの一つで、主に東京周辺の球団が参加している。若手選手の育成や競争を目的とし、1軍へのステップアップを狙う選手たちがプレーする。

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