今季の7月初旬には初めて1軍に昇格し、8月3日の中日戦では2年ぶりの勝利を挙げたが、その後のヤクルト戦では4回途中で6失点し降格となった
1軍首脳陣からは直球の制球力改善を求められ、投球フォームにおいて"投げ急がない"ことを意識して訓練を続けている
再昇格に向けた取り組み
遠藤選手は、自身の成績について「真っすぐの制球力」が重要だと語り、1軍での試合では空振りやファウルを奪うことができたものの、さらなるレベルアップには低めに球を集めることが必要だと感じているこの課題は、実際の試合でのパフォーマンスを引き上げるための基盤となる
投球フォームの改善
遠藤選手は昨季の最速143キロから今季は149キロまで球速を向上させたこれは、インステップと呼ばれる投球時の体の開きを抑えるフォームの変更が影響している
このようなフォームの改善が進む中、1軍首脳陣からはまずは直球の精度を上げてほしいとの指摘を受けている
2軍でのパフォーマンス向上
8月27日のウエスタン・オリックス戦では、2軍降格後初の先発となり好投初回に1点を失いながらも、その後は6回を8安打1失点に抑え、三振も6つ奪う活躍を見せた
このパフォーマンスは、1軍再昇格へ向けての重要なアピールとなる
今後の展望
遠藤選手は、「1軍で勝てた経験は自信になった」と感じており、自身の取り組みには確かな手応えを持っている今後も、良かった点は維持しつつ、新たな課題にも取り組むことでレベルアップを図りたいと意気込んでいる
- 遠藤 淳志(えんどう・あつし)
- 1999年4月8日生まれ、26歳
茨城県土浦市出身
186センチ、90キロ
右投げ右打ちの投手で、2017年度ドラフト5位で広島に入団
1軍通算成績は93試合の登板で12勝21敗1セーブ、6ホールド、防御率3.90(9月2日現在)
キーワード解説
- 直球とは?
- 投球フォームとは?
- 制球力とは?

