ソフトバンク、オリックス戦で快勝し優勝争いに弾み
◆ソフトバンク7―1オリックス(3日、みずほペイペイドーム) ソフトバンクがオリックスとの対戦で一気に攻め立て、勝利を収めた2回には打者9人を送り込み、6本の長短打で一挙5得点を挙げるなど、圧倒的な攻撃力を見せた
試合をリードしたまま危なげなく逃げ切ったソフトバンクは、小久保裕紀監督が「久しぶりのビッグイニングを前半にできたので、比較的楽に試合を見ることができた」と安堵の表情を見せた
火付け役となったのは、在籍最長で18年目のベテラン、中村晃選手
35歳の中村は、前日の試合で代打として同点打を放ち、この日は先発4番としての役割を果たした
試合の2回には先頭打者として右翼線への二塁打を放ち、さらに3回には左中間への三塁打を打ち、追加点に繋げた
試合後、中村は「1打席目から自分の打撃ができた
長男の誕生日という特別な日だったので、絶対に勝ちたかった」と喜びを語った
今年3度目の猛打賞を記録した中村に対して、小久保監督も「昨日は代打、今日はスタメンでしっかり3安打
本当に頼りになります」と称賛の声を届けた
現在、ソフトバンクは9月の勝負の月に入ったばかりで連勝を飾り、2位の日本ハムとのゲーム差が2に拡大
4日には、この時点で優勝へのマジックナンバーが今季初点灯する可能性がある
小久保監督は「最後までもつれると決めている
一戦必勝でやります」と今後の試合に向けた決意を新たにした
今回のソフトバンクの勝利は、ベテラン選手である中村晃選手の存在が大きかった。年齢を重ねてもなお活躍する姿は、若い選手たちにも良い刺激になっているだろう。また、監督も選手を信頼し、様々な役割を与えながらチームを鼓舞する姿勢が見受けられる。このまま優勝争いを続けられるか注目したい。
キーワード解説
- ビッグイニングとは?試合の中で特定のイニングにおいて一挙に大きな得点を挙げることを指します。
- 猛打賞とは?1試合で3本以上の安打を記録することを意味し、選手の打撃の調子がよいことを示します。

