元DeNA・田中健二朗投手が現役引退を発表

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ウエスタン・リーグのくふうハヤテは4日、元横浜DeNAベイスターズの田中健二朗投手(35)が引退することを発表した

田中投手は5日に記者会見を開き、現役生活を終える理由や心境を語る予定だ

田中健二朗投手の経歴

田中選手は愛知県新城市出身で、常葉菊川高校に在学中、2007年の選抜大会でエースとして優勝に貢献した後、同年夏の甲子園大会でも4強進出に寄与した

その後、NPB(日本プロ野球)ドラフトで横浜から1巡目指名を受け、プロ野球選手としてのキャリアをスタートさせた

プロ入りからの活躍

田中投手は、最速147キロの直球と大きなカーブで知られる投手で、2010年9月に中日戦で1軍デビューを果たした

2015年以降は中継ぎとしてチームの一員として活躍し、特に2016年にクライマックスシリーズ進出に貢献した

しかし、翌年からは出場機会が次第に減少し、2019年には腕の怪我によりトミー・ジョン手術を受けることとなった

復帰と再起を目指して

2021年には復帰し、2022年には再び1軍での登板を果たしたが、2023年に入ってからは戦力外通告を受ける結果となった

その後、昨年設立されたばかりのくふうハヤテに入団し、再起を目指してトレーニングを積んできた

今年は31試合に登板し、3勝3セーブを挙げる活躍を見せたが、NPBからのオファーがなかったためプロ選手としてのキャリアに終止符を打つことが決まった

田中選手の最後の思い
田中選手は「甘えを出さないようにやっていきたい」と心持ちを明らかにしている

5日の会見では、これまでのプラス思考で進んできた彼の現役生活への思いを語ることが期待されている

田中 健二朗(たなか・けんじろう)
1989年9月18日生まれ、愛知県新城市出身、左投げ左打ち

身長179cm、体重80kg

プロ入りから2023年までに274試合に登板し、14勝13敗1セーブ、防御率3.64を記録

田中健二朗投手の引退は、プロ野球界の若手選手やファンにとって大きなニュースです。怪我や戦力外通告を乗り越え、再起を目指す姿勢は多くの人に勇気を与えました。引退後の彼の活動にも注目が集まります。
キーワード解説

  • トミー・ジョン手術とは?腕の靭帯を再建する手術のことで、特に野球選手が多く受ける手術です。
  • NPB(日本プロ野球)とは?日本のプロ野球リーグのこと。多くのファンに支持されています。
  • クライマックスシリーズとは?日本シリーズ出場チームを決定するためのプレーオフ形式の試合です。

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