達川光男氏が新庄監督への「ささやき戦術」を語る

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
元広島東洋カープの達川光男氏(70)が、元読売ジャイアンツの江川卓氏(70)のYouTubeチャンネル「江川卓のたかされ」に出演し、現役時代のエピソードを披露する場が設けられました

達川氏は、打者にささやきかける戦術で名を馳せた選手ですが、その中でも特に印象的な選手が日本ハムファイターズの監督である新庄剛志氏だと語りました

ささやき戦術とは?

ささやき戦術とは、捕手がマウンド上のピッチャーに対して、戦況や打者の特性を伝えるためにささやいていく手法のことを指します

この戦術により、打者の集中を乱したり、ピッチャーが最も有利な投球を行えるようにサポートを行います

新庄選手とのエピソード

達川氏は1992年に新庄選手が登場した際の出来事を振り返り、「ピッチャーは大野豊で、そのときに『おぉ、今、売り出し中の新庄か』と言った」と述べました

その結果、新庄選手は「はい!」と応じ、さらに彼を褒める言葉をかけると、あっという間に三振を喫するという結果に終わったと語っています

達川氏の決意

この経験から、達川氏は新庄選手には「絶対ささやかない」と心に決めたとのことです

「なんて嫌らしい男やなと思って、それでもうしゃべらんと」と語る達川氏の言葉からは、競技の厳しさと彼自身の複雑な心理が垣間見えます

江川氏の意見
江川氏はこのエピソードについて、「新庄さんは野球理論はしっかりしているが、ちょっと面白い人だからね」と述べ、達川氏の話を聞いている新庄選手を観察しつつ、普通は考えられないような集中力を持っていることに驚きを示しました

このインタビューを通じて、達川光男氏のユニークな視点や、野球に対する思いが伝わってきます。競技の合間に起こる人間関係や心理戦が、試合に与える影響の大きさを考えさせられる内容です。
キーワード解説

  • ささやき戦術とは?野球において、捕手がピッチャーや打者に対して声をかけ、注意を引きながらプレーを有利に進める戦術のこと。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。