巨人・大勢、セットアッパーに挑戦!新たなポジションでの戦い

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新たなポジションでも、圧倒的な存在感は不変だ

読売ジャイアンツの大勢選手は、入団以来3年間、クローザーとして活躍してきたが、今シーズンからセットアッパーに転向した

クローザーは試合の最後に登板し、試合を締めくくる重要な役割を担うポジションだが、セットアッパーは先発投手が降板した後、中継ぎ投手として試合の流れを維持する役割を果たす

大勢選手は「クローザーはたとえ点を取られても、勝ちで終わらせられればいい

でも8回は試合が続くので、2点差があっても、1点を取られると流れも変わる」と、これまで経験してきたクローザー役との違いを語った

9月4日時点で、チーム最多の54試合に登板し、7勝4敗1セーブ、防御率2.42という成績を収め、両リーグトップの40ホールドを記録している

ホールドとは、中継ぎ投手が試合中にチームのリードを保持するための役割を果たした場合に与えられるポイントで、昨年の山口鉄也選手が持つ球団記録の44ホールドを視野に入れながら、抑え投手R.マルティネスとともにブルペンを支えている

昨季終了後、ジャイアンツは中日からマルティネス選手を4年総額50億円と言われる超大型契約で獲得し、阿部慎之助監督は大勢選手を8回に据える構想をすぐさま発表した

大勢選手は「簡単には譲れないという熱い気持ちもある

逆に燃えます」と挑戦的な姿勢を見せていたが、次第にチームの勝利を優先するようになった

春季キャンプ中には、阿部監督から「去年は抑えにつなぐところが鬼門だった

チームが勝つためにこそ、お前に投げてほしい」と伝えられ、セットアッパーへの配置転換を前向きに受け入れた

大勢選手は「一戦一戦の積み重ねで、結果的にそうなればいい」と語り、最優秀中継ぎ投手という目標は手の届くところにあると自信を持っている

大勢選手がセットアッパーに転向し、チームの勝利を優先する姿勢は、彼の成長を示すものと言える。クローザーからの役割転換には不安もあったが、チーム全体の勝利に目を向けることで新たな挑戦を受け入れる姿は、多くのファンに感動を与えている。今後の活躍にも注目したい。
キーワード解説

  • クローザーとは?:試合の最後に登板し、相手チームの得点を防ぎ、試合を締めくくる役割を担う投手のこと。
  • セットアッパーとは?:先発投手の後に登板し、試合の流れを維持したり、チームのリードを保つ役割を果たす中継ぎ投手のこと。
  • ホールドとは?:中継ぎ投手がチームのリードを保持するために投げた場合に与えられるポイントのことで、成績の一環として分析される。

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