屋鋪要氏、巨人戦での盗塁成功の秘訣を語る
元横浜（現DeNA）で3年連続盗塁王を獲得した屋鋪要氏（66）が、元巨人のヘッドコーチ岡崎郁氏（64）のYouTubeチャンネル「アスリートアカデミア」に出演し、巨人戦での盗塁成功の秘密について語った屋鋪氏は1986年から1988年にかけて盗塁王に輝き、俊足を誇る高木豊氏や加藤博一氏と共に「スーパーカートリオ」としてセ・リーグのバッテリーを恐怖に陥れていた
屋鋪氏は、巨人戦で盗塁に失敗した記憶がまったくないことに触れ、その理由を「みんながいいピッチャーだったから」との答えを示した
巨人の投手陣には江川卓氏や西本聖氏などが名を連ね、そのクオリティの高さが屋鋪氏の盗塁成功率に影響を与えていた
屋鋪氏は江川氏について、「バッターを抑えればいいやという感じだった
山倉捕手は大変だった」と苦笑した様子で振り返る
当時、江川氏のようなレベルが高い投手はクイックモーションを使わないことが多く、これが屋鋪氏が80盗塁という記録を達成した要因の一つとされている
クイックとは、投手が投球モーションに入る前に急いで投げる技術を指し、その効果は盗塁を狙う選手にとって非常に重要な要素である
屋鋪要氏が巨人戦で盗塁に成功する秘訣を語ったことは、彼が現役時代に直面した投手陣とその特徴を知る上で非常に興味深い。彼が語ったように、当時の優れた投手たちがクイックを用いなかったため、レースを持つ選手にとってチャンスが生まれたというのは、歴史的な視点からも明らかである。彼の経験は、次世代の選手たちにも多くの示唆を与えるだろう。
キーワード解説
- 盗塁王とは？ 盗塁王は、特定のシーズンにおいて最も多くの盗塁を成功させた選手に贈られる称号である。
- クイックとは？ クイックは、投手が走者を牽制（けんせい）するために、投球モーションを早くする技術のことで、盗塁を防ぐために重要な手段である。
- スーパーカートリオとは？ スーパーカートリオは、屋鋪要氏、高木豊氏、加藤博一氏が名乗っていた三人の俊足選手を指し、セ・リーグのバッテリーを恐怖に陥れたコンビネーションを楽しんだ。
