彼は海外フリーエージェント（FA）権を行使し、昨年12月にボルチモア・オリオールズと単年契約を結んだ
この契約は1,300万ドル（約19億5,000万円）という金額で、菅野にとって大きなチャレンジとなる
菅野は2020年オフにポスティングシステムを利用しての移籍を目指したが、新型コロナウイルスの影響でその思いを断念せざるを得なかった
しかし、昨季には巨人での最終年を飾り、投手2冠に輝き、セントラル・リーグのMVPを受賞するなど輝かしい成績を残した
また、チームのリーグ優勝をもたらしたことで、彼は「オールドルーキー」として再び夢に向けて挑戦を開始した
新たなチームであるオリオールズでは、昨季15勝を挙げる活躍を見せていたコービン・バーンズ投手（30）がフリーエージェントとなり、ダイヤモンドバックスに移籍した
そのため、オリオールズには新たな大黒柱が必要となっている
球団は菅野とともに、MLB通算138勝を誇るチャーリー・モートン投手（41）も獲得したが、現地のメディア関係者は補強が十分でないと警鐘を鳴らしている
米メディア「FANSIDED」の記者ロバート・マレー氏は、ポッドキャストで「コービン・バーンズを失ったオリオールズには、菅野とモートンが加わったとしても、彼らがバーンズの後をしっかりと継ぐと思うと、非常に危険だ」と述べ、さらなる補強の必要性を訴えた
これまで数々の逆境を乗り越えてきた菅野が、今後どのようなパフォーマンスを見せるのか、期待が集まる
菅野智之投手のMLB挑戦は、多くのメリットと同時に課題も抱えている。新天地のオリオールズが抱えるピッチング陣の穴をどう埋めるかは注目のポイントであり、彼がその役割を果たし、自己の評価を覆すことができるか期待される。今後の活躍に期待が高まる。
ネットの反応
菅野智之選手がメジャーリーグのオリオールズに加入したことについて、多くのファンやコメントが寄せられました
意見の多くは、オリオールズの補強がまだ不十分であるというもので、特にチームの状況を心配する声が目立ちました
具体的には、菅野選手の球威や投球スタイルから、二桁勝利を達成するのは難しいのではないかと懸念するコメントもあります
その中で、一部のファンは菅野選手が故障を避けられれば1年間で12から14勝はできると期待しており、成績目標としては170イニングで防御率3.50をあげることが望まれています
また、他のファンはメジャーでの厳しさについても指摘し、打者たちに対してどう立ち向かうかが重要だとしています
さらに、コメントの中には「オリオールズとマリナーズに失望している」といった意見もあり、長い間下積みをしてきたチームが補強に消極的である点が問題視されています
特に、贅沢税ラインに余裕があるのにあまり動かない様子に対して、ファンの不満が集まっています
また、菅野選手がメジャーで成功するためには、チームやフロントがしっかりと支える必要があるという意見も見受けられました
全体的に、菅野選手への期待と同時に、オリオールズの体制そのものに対する厳しい評価が続いています
ファンたちは菅野選手が移動や環境に慣れ、実力を発揮できることを願いながらも、チーム全体の戦略に不安を感じている様子がうかがえます
ネットコメントを一部抜粋
菅野の球威とかわす投球スタイルでは2桁は無理だろうなぁ。
昨年の成績ならまだ先発ローテーションの2,3番手で1年間頑張って結果残してほしい。
菅野は故障がなかったら12勝から14勝はするやろ。
菅野が行った所で焼け石に水。
個人的にはオリオールズとマリナーズに失望してる。
キーワード解説
- フリーエージェント（FA）とは？ 契約期間が終了した選手が、他のチームと自由に契約交渉を行う権利です。
- ポスティングシステムとは？ 日本のプロ野球選手がMLBに挑戦する際に、所属球団が他球団に対して選手の権利を譲ることです。
- 投手2冠とは？ 特定のシーズンにおいて、最も優れた投手に贈られる、勝利数や防御率などの賞を合計したものを指します。
