一方で、故障や不調によって多くの選手が入れ替えられる中、数少ないチャンスを生かし切れずにいる選手もいます
その中には、広島東洋カープのケムナ誠選手も含まれています
今季もこれまで一軍での出場がないケムナ選手の現状と、過去の実績について振り返ります
ケムナ誠選手のプロフィール
ケムナ誠選手は、右投右打の投手で身長190cm、体重96kgという恵まれた体格を持っています彼は1995年6月5日生まれで、日南高を経て日本文理大学を卒業し、2017年のドラフトで広島東洋カープに3位指名で入団しました
プロ入りからの歩み
プロ入りからこれまでのケムナ選手は、2020年にリリーフとして一軍に定着し、41試合の登板で1勝1敗11ホールド、防御率3.88という成績を残しました2022年には、自己最多の43試合に登板し、4勝と14ホールド、防御率3.20を記録し、ブルペン陣の支えとして活躍しました
昨季の苦境
しかし、2023年は24試合登板と機会が減少し、肘の手術を受けるなど万全の状態ではなかったことが影響し、わずか5試合の一軍登板にとどまりましたこのことは、今季への懸念材料となっています
今季の展望
今季は開幕からファームでのプレーが続いており、21試合に登板し、1勝1敗1セーブ、防御率4.94という数字を残しています残りのシーズンで、一軍昇格のチャンスが訪れるかが注目されます
ケムナ誠選手の現状を振り返ると、怪我や不調が影響し、一軍での出場機会がないことが非常に残念です。過去の実績から鑑みても、彼の能力は高く評価されていますが、今季の成績がさらに向上し一軍昇格を果たしてほしいと願っています。
キーワード解説
- ブルペン陣とは? 野球において、試合中にリリーフ(交代投手)を務めるために待機している投手の集団のことを指します。
- リリーフとは? 試合中に先発投手が降板した後、続いてマウンドに立つ投手の役割を担う選手です。
- 防御率とは? ピッチャーが試合で与えた自責点を基に、どれだけ抑えたかを表す指標で、数字が低いほど優秀な成績とされています。

