特に、救援投手陣の要である岩崎優投手(34)や石井大智投手(28)は、どのような言葉によって指導を受けているのだろうか
サンケイスポーツでは、藤川監督の名言「火の玉TALK」を多くの試合後に掲載しており、その中の言葉には多くの示唆が含まれている
投手陣との対話
藤川監督は、「勝ちにいこうとするとうまくいかない、負ける」と語る岩崎投手の証言によると、後半戦に入ってから行ったブルペンミーティングで、「普通にやればいい」と簡潔に伝えたというこの言葉は、一般的には「勝ちに行こう」と言われる場面であるが、藤川監督は選手たちに余裕を持たせるようなアプローチを選んだ
選手たちの反応
岩崎投手は、「100%までしか出せないモノを120%出そうとすると空回りになる」と述べており、選手たちが藤川監督の言葉をどう受け止め、実践しているかが明らかになった石井投手も「まずは自分の仕事をする」と自身に言い聞かせる姿勢を見せており、監督のさりげない言葉がチームの精神的な土台を築いていることが伺える
選手の成長を促す藤川監督の言葉
8月1日のヤクルト戦では、岩崎が九回に登板したが、リードを守れず降板しかし、藤川監督が「同点でベンチに帰ってきたことに意味がある」と励ますと、岩崎は感謝の思いを込めて「前に向かっていけるような言葉でしたね」と答えた
このように、監督の言葉が選手のメンタルに大きな影響を与えていることがわかる
外国人選手への配慮
外国人選手のジョン・デュプランティエ投手は、「日本に来た時に慣れることが大事だ」と助言してもらったことで、藤川監督の思いやりを感じたと明かす特に、登板が思うようにいかない時に、監督が「マウンドが悪かったな」と言ってくれたことが印象深いと言っており、選手の気持ちに寄り添う姿勢が評価されている
藤川球児監督が選手との対話を重視し、選手たちに安心感を与えることで、チームに良い影響を与えていることが伺える。特に、選手それぞれが監督の言葉をどう受け止め、それを実践しているかが重要な点であり、選手同士のコミュニケーションや信頼関係が加速する様子が印象的であった。これにより、チーム力が向上し続けている。
キーワード解説
- 火の玉TALKとは?サンケイスポーツに掲載される藤川監督の選手たちへの発言を集約したもので、チームの士気を高める役割を果たしている。
- ブルペンとは?投手が試合に出る前に準備を行う場所で、主に中継ぎや抑え投手が登板する前にウォームアップや調整を行う。
- 勝利の方程式とは?試合を勝つために必要な投手や選手の組み合わせを指す言葉で、特に抑え投手や試合の重要な役割を果たす選手同士の結束が大切。

