ソフトバンク・藤原大翔投手、急成長の軌跡と今後の展望

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ソフトバンクホークスの高卒2年目右腕、藤原大翔投手(19)が、急成長を遂げている

彼は変化球の中でも特にチェンジアップに力を入れ、その握りを変更することで、速球の威力をさらに高めている

現在の最速155キロに達した直球は、勝負球として益々の威力を発揮している

藤原選手が成長を感じ始めたきっかけは、彼自身の「焦り」にあった

6月15日以来、久々の先発となった8月15日の西部ガス戦では、6安打で5失点という悔しい結果に終わり、さらに5四球を与えたことで、3回途中での降板を余儀なくされた

この経験が彼の行動に変化をもたらし、改めて野球ノートを読み返したり、調子が良かった春先の映像を観ることで、自らの視点を見直した

この努力が実を結んだのは、8月20日から9月5日まで行われた関東での3軍遠征だった

17日間で15試合の中で、藤原選手は3度の先発機会を得た

特に29日の城西大戦では、5回を無安打無失点、7奪三振という素晴らしい成績を収めた

この経験によって、「気持ちが変わり、試合中も考えるようになった」と自己評価している

また、彼の肉体改造にも注目が集まる

入団当初の体重62キロから12キロ増の74キロに到達した藤原選手は、ウエートルームでのトレーニングに力を入れており、ウエートの重量も上げている

「鏡で自分の成長を見て、やる気が出た」とおどけた笑顔で話し、体重が増加したことでスプリントタイムの向上も見て取れる

藤原選手の強みである最速155キロの直球を活かすために、変化球も見直しており、7月末にはチェンジアップの握りを改良した

一般的な投手が抜く感覚で投げるり、彼は引っかける感覚で投球し、中指よりも強い人さし指に力を込めることで、スピードも上がり、フォークボールのような落ちる球筋を実現している

この新たな投球フォームに対し、奥村政稔3軍投手コーチも「こっちの方がええやん」と絶賛している

今季開幕前には「2軍で1試合でも投げたい」との目標を掲げていた藤原選手は、7月11日にその目標を達成し、知っている選手との対戦に喜びを感じた

しかし、2軍戦での出場はまだその1試合のみであり、次の登板が待ち遠しいと話している

変化を恐れず、進化を続ける藤原選手は、まずは2軍への定着を目指して取り組んでいく

藤原大翔
(ふじわら・はると)2005年(平17)12月26日生まれ、福岡県出身の19歳

小4で野球を始め、飯塚での入学当初のポジションは内野から投手に転向

2023年育成ドラフト6位で入団

身長1メートル77、74キロ

右投げ右打ち

藤原大翔投手の成長は、自己分析や行動の変化が大きな要因であることがわかります。特に、自己改善のための具体的な取り組みが局面ごとに現れ、彼のパフォーマンス向上に寄与しています。これからのプレーにも大いに期待が寄せられます。
キーワード解説

  • チェンジアップとは?
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