ロッテ・美馬学投手、現役引退を発表し引退試合を30日に開催予定

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ロッテ・美馬学投手が今季限りで引退、最後の試合は古巣・楽天戦に決定

プロ野球・千葉ロッテマリーンズの美馬学投手(38歳)が、今シーズン限りで現役を引退することを発表し、30日に古巣・東北楽天ゴールデンイーグルスとの試合で引退試合が行われる予定です

美馬は茨城県出身の右腕で、大学時代は中央大学を経て、2010年のドラフトで楽天から指名を受けてプロ入りしました

彼のキャリアの中で、特に印象深いのは2013年の日本シリーズでのパフォーマンスです

このシリーズの第3戦と第7戦に先発し、いずれも6回途中を無失点で切り抜け、チームを日本一に導く大きな役割を果たしました

これにより、最優秀選手(MVP)の栄誉も受けました

2017年にはキャリアハイとなる11勝を挙げ、辣腕を振るいましたが、19年オフにはフリーエージェント(FA)宣言を行い、ロッテに移籍

その後の20年と22年には10勝を記録しました

過去14年間の活躍を経て、昨シーズンはプロ入り後初の未勝利に終わり、契約更改では1億円減の4000万円でサイン

会見では「正直、クビだと思っていた」と語り、再起を誓ったものの、今シーズンは未だ1軍登板がありませんでした

通算成績は266試合で80勝88敗、防御率3.94

美馬は球団を通じて、ここ2年間は肘や膝の故障に苦しみ、思うようにプレーできなかったことを明かしています

「長年たくさんの故障に耐えてきた体に限界を感じ、引退を考えるようになった」と述べ、引退の決意には寂しさと同時に痛みから解放される安堵感もあると語りました

最後に、長年支えてくれたファンに感謝の意を示し、退任試合でその姿を見せることを楽しみにしていると締めくくっています

美馬投手の現役引退は、プロ野球の一つの時代の終焉を意味します。彼の努力と熱意は多くのファンに感動を与えました。引退試合での姿は、多くの人々にとって特別な瞬間となるでしょう。
キーワード解説

  • フリーエージェント(FA)とは?選手が契約のない状態にあり、他の球団との契約が自由に行える制度です。
  • 防御率とは?投手が与えた失点を考慮した指標で、1試合当たりの平均的な失点数を示します。

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