9月3日の放送では、ルーキーイヤーのオールスターゲーム後に感じた心理状態と、新人王争いについて語られました
聞き手は宮部和裕アナウンサーです
オールスター後に変わった意識
前回の放送では、川上氏がルーキーイヤーにナゴヤドームで開催されたオールスターゲームでMVPを獲得し、野村克也監督への感謝を述べましたしかし、その栄光の裏にはプレッシャーとの戦いが待っていました
川上氏は「オールスター以降、試合中にいろんなことが考え浮かび、プレッシャーを感じるようになった」と語ります
新人王争いを意識することで、勝てなかった場合の否定的な考えも芽生え、選手として重圧を抱える日々が始まりました
激しい新人王争いの中で
川上氏が経験した新人王争いは非常に厳しいものでしたライバルの高橋由伸選手や坪井智哉選手、広島の小林幹英投手など、複数の選手が同じ目標を目指しており、川上氏は「彼らの成績が気になって仕方なかった」と振り返ります
特に、坪井選手が首位打者に立っていた時など、タイトル争いは単なる個人の戦いではなく、チーム全体に影響を及ぼすものでした
「初々しさはない」重圧の日々
オールスター後、川上氏は「初々しさ」がないと感じ始めました彼は「守りながら実績を出さなければならない」という意識に変わり、常に不安と重圧を抱えていたと語ります
特に、ランナーを出すことや得点を奪われることへの恐怖が、彼の考えを占めていたと言います
「ポジティブに考えた方がいい」と気づいたものの、どうしてもネガティブな思考が優先してしまったそうです
川上憲伸氏の体験談からは、プロスポーツ選手が直面する心理的なプレッシャーの大きさが伝わります。オールスター後、彼は重圧に苦しみながらも、新人王争いに挑む気持ちを語りました。このように、アスリートは華やかな舞台の裏で様々な葛藤を抱えているのです。
キーワード解説
- オールスターゲームとは?: オールスターゲームは、プロ野球などのリーグにおいて選ばれた選手たちが対戦する特別な試合で、ファン投票などで選出された選手が出場します。
- 新人王とは?: 新人王は、プロ野球などでその年に活躍した新米選手に与えられる称号で、多くの名選手がこのタイトルを手にしています。
- プレッシャーとは?: プレッシャーは、期待や責任からくる精神的な圧力で、選手にとっては試合に影響を与える重要な要素です。

