この試合では、阪神の2番打者である梅野隆太郎捕手(34)がハマのエース、東投手を相手にマルチ安打を記録し、注目を集めた
梅野の打撃が光る
初回、梅野はカウント1−1から134キロのカットボールを捉え、左翼フェンス直撃の二塁打を放ったこれに続いて佐藤輝明が適時二塁打を打ち、梅野は見事にホームベースを踏んだ
梅野は試合後、「打撃に関しては優勝した後、一打席一打席が大事なので」と語り、初打席で結果を残せたことを喜んだ
今後の課題と投手とのシナジー
さらに、5回には一死から左前打を記録し、この日2安打目を達成梅野は、「投手は誰が来ても結果を残すという気持ちでやっている中で、たまたま結果が出た」と述べ、さらなるパフォーマンス向上に意欲を見せた
投手の伊藤将司とのバッテリーとしては、3回まで完全投球を続けたが、4回に筒香選手の逆転3ランを浴び、6回にもオースティン選手のホームランを許してしまった
梅野は「試合の分岐点で粘れなかったところが反省点」と自身を振り返った
今後への意気込み
藤川球児監督(45)はこの日の試合を振り返り、「最後勝つことが難しくなるとスタンドに空きが出てしまって悔しいですけど、勝負は終わっている向かう方向があるので」とコメント
また、梅野を2番に起用した理由について、「非常にバッティングの状態もいいし、6番には熊谷もいるから」と、戦略的な意図を説明した
今回の阪神の試合は、チームの課題が浮き彫りになった試合であった。梅野選手の活躍は光ったものの、投手陣が逆転に弱い場面が目立った。次の試合に向けて、選手たちがどのように調整し、反省を活かしてくるのかが楽しみである。
キーワード解説
- カットボールとは?:投手が投げるボールの一種で、直進する直球の軌道の途中でわずかに変化するため、打者にとっては見極めが難しい。
- 逆転3ランとは?:試合中に対戦チームが3点を一度に獲得するホームランで、特に相手を逆転させる場面で打たれることが多い。
- バッテリーとは?:野球において、投手と捕手のコンビを指す言葉で、互いの連携が試合の結果に大きな影響を与える。

