試合は同点で迎えた九回、先発を行った5番手の石川が、先頭打者の中村奨に決勝弾を浴び、この一発が致命的となった
今季の連勝を5で止め、チームは厳しい状況に立たされた
阿部監督は敗戦後、悔しさを隠せず「切り替えるしかないと思う」と言葉を絞り出した
前日まで好調のチームは4連勝を続けていたが、この試合では重要なセットアッパーの大勢がケガの影響で欠場していた
「ちょっと張りとかも訴えていたので、さすがに無理をさせられなかった」と監督は説明した
試合序盤、巨人は岡本と中山の適時打で初回に先制
しかし、先発の山崎が三回に同点となる失点を許した
その後は両チームの投手陣が踏ん張り、膠着状態が続いた
七回には中川、田中瑛、八回には船迫が出て好投を見せるも、石川に九回を託す選択肢以外なかったと阿部監督は振り返った
「ライデル(マルティネス)も行きたかったけど、セーブ機会だけと決めていた」と苦しい状況についてコメント
この敗戦で、CS進出を争う戦いが続く中で、阿部監督は「しっかりコンディションを整えてやるということが一番だと思う」と今後に向けた思いを語った
残り14試合を前に、今後の戦いでは選手の調整と采配が大きな鍵を握る
今回の巨人対広島の試合では、逆転負けがチームに与えた影響が大きく、選手の体調管理の重要性も改めて浮き彫りになった。監督自らが苦渋の決断を下し、選手の健康を優先させたことで、今後の戦略が期待される。
キーワード解説
- 継投とは?試合の途中でピッチャーを交代することを指し、状況に応じて最適な選手を起用することで勝利を目指します。
- セットアッパーとは?試合の終盤、特にクローザーが出場する前の局面で投球する投手のこと。試合の流れを維持するため重要な役割を担います。
- コンディションとは?選手の身体的な状態や調子を指します。良好なコンディションは試合でのパフォーマンスに直結します。

