中日・上林誠知選手、復調の兆しを見せるも課題残る

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【荒木雅博の目】◇11日 ヤクルト6―5中日(神宮) 中日ドラゴンズの外野手、上林誠知選手が、2試合ぶりに「3番・右翼」で先発出場しました

この試合において、上林選手のパフォーマンスが注目を集めました

中日スポーツ評論家の荒木雅博さんは上林選手について、「まだ打ちたい気持ちが強くて、あたることを優先してしまっている印象を受けた」と語っています

また、荒木さんは「三振しても良いというくらいの思い切りが必要だ」とも述べており、打撃へのアプローチについての改善点を指摘しました

上林選手はこの試合までの9月において、試合前の段階で25打数2安打という低迷した成績を残しています

この状況のままでは、チームが逆転でのクライマックスシリーズ(CS)出場を果たすためには、上林選手の復調が不可欠です

荒木さんは、「打ちにいくゾーンを小さくすることが一つの手段かもしれない」とアドバイスしています

試合の初回、無死一、三塁の場面での上林選手の1打席目では、カウント1-1からヤクルトの先発吉村投手が投じた高めの149キロ直球をファウルしました

荒木さんは「良いときの上林なら、うまくセンター前に持っていけたと思う」と評価する一方で、「今はタイミングが合わずに打席で苦しんでいる印象が強い」とも話しています

さらに、上林選手は8回の第4打席で三塁への内野安打を放ち、最終的に4打数1安打の結果を残しました

荒木さんは「打者は内野安打でも1本出ると戻る可能性がある」とし、上林選手の今後の活躍に期待を寄せました

上林選手の打撃に関する荒木さんのアドバイスは、選手の成長にとって重要なポイントをついています。特に、思い切りの良さを求めることは、選手が自信を取り戻す上で重要です。また、内野安打が出たことは彼にとっての良い兆しであり、今後の成長に期待が寄せられます。
キーワード解説

  • クライマックスシリーズ(CS)とは?プロ野球において、プレーオフのことで、各リーグの優勝チームや上位チームが戦い、日本シリーズへの出場権を争う重要な試合です。
  • 打者とは?野球における攻撃を担当する選手で、ボールを打つ役割を持ちます。得点を挙げるために、ヒットやホームランを狙います。
  • 内野安打とは?バッターが打ったボールが内野に落ち、内野手の守備よりも早く一塁に到達するヒットを指します。

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