キャリアハイの１１勝目には至らなかったものの、6回104球、6安打2失点という内容で試合を作り、今季で3年連続の規定投球回数に到達した
試合後、山崎は「先制された後、逆転してもらったものの、リードしている状態で粘り切れなかったことが反省」と語り、満足いかない思いを口にした
試合の序盤、初回2死から小園に147キロの直球を右翼席へ運ばれ、先制ソロホームランを浴びた
その後、3回には満塁にされ、ファビアンへの2球目が暴投となり同点に追いつかれたが、4回以降は立ち直り、最速150キロの直球と多彩な変化球を駆使し、毎回の8奪三振という力投を見せた
しかし、自身の状態に対しては「あまり良くなかった」と謙虚に評価しており、「もっと突き詰めて行けるところがある」と自らを引き締め直した
一方、山崎の背中を追う育成右腕の園田は、イースタン・リーグで無傷の8連勝を記録しており、「伊織さんみたいになりたい」と憧れを寄せている
山崎は後輩について「園ちゃんは良いピッチャーやで
自分が思ったことを取り入れてくれればそれでいい」と指導する姿勢を見せ、若手選手の成長を願っている
阿部監督は「悪いなりに粘って修正した
次は中7日くらい空くと思うので、万全にして勝ってもらいたい」と山崎に及第点を与えており、次回の登板に期待を寄せた
山崎は「3度目の正直」で自身の成長を証明する場を待ち望んでいる
今回の試合では、巨人の山崎伊織投手の好投が目立ったものの、勝利にはつながらなかった。投手としてはキャリアハイに近づく投球を披露したが、先制点を許すなど課題も残った。後輩たちの成長を促す姿勢も見られ、次回に向けてますます期待が高まる。これからの試合での反撃に期待したい。
キーワード解説
- キャリアハイとは？ 選手が過去において最高の成績を残したことを指し、特にそれが勝利に結びついていない場合、選手にとってはその成績が意義あるものであるが、結果が伴わないジレンマを感じることもある。
- 先制ソロホームランとは？ 試合の初回にチームが先に得点するための一打を指し、これによって試合の流れが一時的に有利になることが多い。しかし、この一打が逆に他チームの反撃の引き金になることもある。
- 規定投球回とは？ プロ野球において、投手がシーズン中に投げるべき最低限のイニング数を指し、これをクリアすることでその投手の成績が正式に評価される。
