試合は4回、先頭打者を歩かせた上沢は、続く西川龍馬の打球が三塁へのゴロになると、5―4―3の併殺打が狙える場面であったが、三塁手・栗原陵矢の送球を二塁手の牧原大成が取り損ね、無死一、二塁のピンチとなった
それでも上沢は冷静に試合を進めた
「ミスは別にあるし、そこをカバーできるのがピッチャー」と話す上沢は、続く頓宮裕真を浅い右飛に打ち取ると、次のバッター西野真弘を一ゴロに仕留め、さらに杉本裕太郎に死球を与え、2死満塁となったものの、太田椋を遊ゴロに打ち取って無失点で切り抜けた
上沢はこの日、7回を投げて2安打無失点という好投を見せたが、降板するまでチームは得点をあげられず、自己最多タイの12勝目はお預けとなった
それでもチームは9回で逆転勝利を収め、上沢は「チームが勝ってとにかく良かった
最後の雰囲気や攻撃は、明日からいい流れが来そうな感じがした」と笑顔を見せた
味方を思う右腕がチームに良い流れを引き寄せた
上沢選手の投球力は、この試合でも明確に発揮されており、試合を通じて彼の冷静な判断がチームの勝利に繋がったことは印象的である。ピッチャーとして、味方のエラーもカバーできる能力は、プロの選手に求められる重要な素質だ。また、チームが逆転勝利を収めたことで、今後の試合に向けての良い流れを期待したい。
キーワード解説
- 上沢直之とは？：ソフトバンクホークスに所属するプロ野球選手で、ピッチャーとして活躍。彼の投球技術と精神的な強さがチームに大きな貢献をしている。
- ミスとは？：試合中に選手が行うエラーやプレーの失敗を意味する。これが起きるとゲームの流れや結果に大きな影響を与えることがある。
- 逆転勝利とは？：試合中に先に得点されたチームが、後半に得点をあげて勝ち越すことを指す。試合の緊張感を高める重要な要素である。
