ソフトバンク・上沢が魅せた執念の無失点投球、逆転劇を演出

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◇パ・リーグ ソフトバンク2―1オリックス(2025年9月13日 京セラD) ソフトバンクの上沢は、チームにとって非常に重要な勝利をもたらすために全力を尽くした

6回1死まで無安打投球を続けるという素晴らしいパフォーマンスで、さらに7回では2安打無失点という成績を残した

自身のシーズン最多勝数に並ぶ12勝目はお預けとなったものの、試合を支える104球の魂の投球にファンの期待が高まった

上沢は試合前、勝利の重要性を強く感じていた

「今日は1点が重い試合になる

なんとかゼロで抑えたい」と意気込み、試合中もその思いを込めて投げた

特に4回には無死一塁から失策によりピンチが広がるも、頓宮や西野を打ち取る冷静さを見せた

しかし、杉本には死球を与え、2死満塁の危険な状況を迎えたが、最後には太田を遊ゴロに抑えると、鬼気迫る表情で叫び声を上げた

6、7回に得点圏に走者を背負ったが、得点を許さない投球術で抑え続けた

降板後、一時的に勝ち越しの窮地に陥るも、9回に打線が逆転を果たし、チームの勝利に繋がった

勝利投手になれなかった上沢がヒーローインタビューに選ばれたのは、その活躍が認められたからだ

ソフトバンクは、松本晴やモイネロ、大関といった先発投手が黒星を喫する中、上沢の投球が連敗を止める大きな要因となった

小久保監督は「野手に足を引っ張られながらも、点をやらない様子は素晴らしい」と上沢の投球を称賛した

上沢自身も「今日の試合、勝ち切れたことには凄く意味があると思います」と語り、頼れる柱としての自覚を示した

上沢選手の投球は、勝利への強い意志を感じさせました。特にピンチを切り抜けた瞬間の表情は、彼がどれほど勝負にこだわっているかを物語っています。上沢が無失点で抑えたことで、チームは逆転勝利に繋がりました。監督やチームメートからの称賛も納得です。
キーワード解説

  • 上沢とは? ソフトバンクに所属するプロ野球選手で、先発投手を務める。制球力とスタミナが特徴で、チームの信頼を集めている。
  • 無安打投球とは? 打者を1人も出塁させずに投球を続けること。極めて難易度が高く、ピッチャーの力量を示す指標の一つ。
  • 逆転劇とは? 試合中に負けていたチームが後に勝利に繋がる得点をすること。選手の精神力や戦略が関わる重要な要素である。

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