この日のメニューは、初日と同様のキャッチボールやノックに加え、1000メートル走を3本行うことが求められました
練習後、田中選手は疲れ切った様子でグラウンドに倒れ込み、その様子を見たドラフト1位の中村優斗投手（21＝愛知工大）が駆け寄り、互いに笑顔でグータッチを交わしました
このような明るい雰囲気の中、選手たちは積極的に声を出し、2日目の練習を終えました
田中選手は、健大高崎高校で昨春のセンバツ優勝メンバーであり、強打の遊撃手としての期待がかかっています
しかし、彼は「健大（高崎）では走り込みがそんなにないので、今日のトレーニングはかなりキツかった」と、プロの練習量に驚きを隠せない様子でした
田中選手は、かつてスワローズジュニアというチームに所属しており、戸田球場で練習を行っていたことがあるため、今回の自主トレーニングに参加することには特別な思いがあるようです
「縁があったんだなと思います
7年ぶりに同じユニホームに袖を通せることが嬉しい」と感慨深げに語りました
現在、彼は寮生活にも順応しており、「ご飯がおいしいので、外食をしなくて済む」と充実感を表現しています
1年前の彼はセンバツ出場校発表を控え、厳しい練習に励んでいましたが、当初は大学進学の意向を持っていたといいます
しかし、昨夏の甲子園後にプロ志望へ切り替え、夢への第一歩を踏み出しました
「昔の自分からすると、今の状況は全然想像していませんでした」と振り返り、今後の可能性に期待を寄せています
今回の自主トレーニングでの田中選手の様子は、若手選手たちの情熱と努力が感じられるものでした。特に、彼がプロの練習量に驚いている姿が印象的で、これからの成長が期待されます。選手間の交流や仲間との絆も強まっているようで、彼が今後どのようなプレーを見せてくれるのか楽しみです。
キーワード解説
- キャッチボールとは？ 投手と捕手の間でボールを投げ合い、投球やキャッチの基本を身につける練習のことです。
- ノックとは？ 守備選手に対して打球を送る練習で、反応速度や捕球技術を高めるために行われます。
- センバツとは？ 全国高等学校野球選手権大会の春の大会のことを指し、高校野球の全国大会で、特に注目されるイベントです。
- ドラフトとは？ プロスポーツにおける選手選考の制度で、各チームが希望する選手を指名することで、チームへの加入を決めます。
