左肘関節の負傷から3か月ぶりに実戦に戻り、彼の復活劇が注目された
試合は4対3で中日が阪神に惜しくも敗れたが、スタンドに詰めかけたファンの熱気が高まったのは、6回裏に代打としてコールされた瞬間だった
高橋は、今年6月11日の楽天戦で三塁守備の際に走者と接触し、左手を怪我するというアクシデントに見舞われていた
痛めたのは脱臼とそれに伴う靭帯(じんたい)損傷で、若手時代から度重なる怪我に悩まされてきた彼は「(今回は)もう大けがでした
めちゃめちゃ痛かったです」と当時の痛みを振り返った
高橋は手術を行うことなく、懸命にリハビリを重ねてこの日の打席にたどり着いた
打席へ向かう背番号3にファンからはあたたかい拍手が送られ、「ああやって拍手してもらえるのはありがたいです」と感謝の意を表した
復帰後の初打席では、阪神投手の石黒から高めの150キロの直球に空振り三振に倒れたが、力強いスイングを見せた
この復帰にあたっては、8月下旬に行ったフリー打撃での「今季中の実戦復帰」という目標を無事クリアした
落合英二2軍監督も「最初は今季は無理かなと思いました
患部の腫れ方も見ていましたし、よく3か月で戻ってきた」と驚くほどの回復を称賛
そして、高橋周平自身は、「1軍と2軍、まだシーズンは終わっていませんし、しっかりやっていきたいと思います」と未来に向けての意気込みを語った
今回の高橋周平選手の復帰は、ファンにとっても大きな朗報です。長いリハビリの末、実戦での出場を果たしたことで彼の今後が期待されます。特に、彼は若手時代からの怪我との戦いを乗り越えてきた選手であり、その精神力には敬意を表します。これからの活躍に期待が寄せられています。
キーワード解説
- ウエスタン・リーグとは?:日本のプロ野球における2軍と3軍のチームが対戦するリーグであり、若手選手に実戦経験を積ませる場として重要な役割を果たしています。
- 靭帯とは?:関節を支えたり、運動を制御したりするための組織で、筋肉や骨をつなぐ役割を持つ重要な部分です。

