ロッテ、楽天にサヨナラ負けでCS進出の望み消失
9月15日、楽天モバイルパークで行われたプロ野球の試合では、ロッテが楽天に4-5でサヨナラ負けを喫し、チームのクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が完全に絶たれたこの敗北により、ロッテは2022年以来3年ぶりのBクラスが確定
今季の投打のかみ合わない状況を象徴するような試合となった
試合は序盤からロッテが優位に進め、4回までに4点を先制
しかし、楽天は6回までに追いつき、試合は延長戦に突入した
そして、12回裏、ロッテの投手広畑が楽天の小郷にサヨナラ本塁打を浴びる結果となった
直前の12回表では、ロッテが1死一、二塁のチャンスを迎えるも、代打藤岡が遊ゴロ併殺に終わり、あと一本が出なかった
昨季、ロッテには計44本塁打のソトやポランコといった強打者がいたが、今季は合計17本と長打力が不足している
特に4月と5月は完封負けを11度喫しており、得点機を作る場面が増えてきた後半戦でも、決定打を欠く試合が目立っている
サブロー・ヘッドコーチは、「チャンスがプレッシャーとなり、選手が背負い込んでいる部分もある
経験で慣れるしかない」と語った
さらに、若手選手の寺地や山本は成長しているが、経験値の不足が課題となっている
得点圏打率はリーグ4位で極端に低くはないものの、投手陣の安定性が欠けている
ピッチャーの小島や種市は早期の勝ち星を得られず、中継ぎである鈴木や中森は離脱
抑えの益田は不振が続き、固定できない状況だ
ロッテは現在、借金が27の厳しい状況であり、西武に対して8.5ゲーム差を抱え最下位に沈んでいる
吉井理人監督は、「まだ残りのゲームもあります
CSへの道は閉ざされましたが、次に向けて勝つために頑張ります」と前を向く姿勢を見せた
ロッテがCS進出を逃したことで、選手やファンの間には失望の念が広がっています。特に、クライマックスシリーズ進出を目指してきたチームにとって、今季は様々な問題が露呈しました。サブロー・ヘッドコーチの指摘するように、プレッシャーが選手に影響を与えていることが一因であり、経験の不足も見逃せません。監督が前向きな姿勢を示しているものの、チーム全体の再建が急務といえるでしょう。
キーワード解説
- クライマックスシリーズとは?プロ野球の postseason(ポストシーズン)を指し、各リーグの上位チームが優勝を目指して戦うシリーズです。
- サヨナラ本塁打とは?試合の最終回に相手チームの選手が本塁打を打ち、試合に勝つことを意味します。この場合、ロッテの投手が打たれたため試合終了となりました。
- 得点圏打率とは?選手が得点を上げる状況(得点圏)での打率を示し、試合での重要な指標となります。
- 完封負けとは?相手チームが自チームに得点を与えずに勝利することを指します。

