ソフトバンク内野海斗投手が公式戦初登板、力投を見せつける

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◆ウエスタン・リーグ ソフトバンク6―0くふうハヤテ(15日、タマスタ筑後)福岡ソフトバンクホークスの育成選手である内野海斗投手(21)が、ついに公式戦に初登板した

登板したのは9回、5番手としての起用となったが、内野は1回を無安打無失点で終え、その力投が注目を集めている

内野は先頭打者に対してこの日最速の148キロを記録し、得意のフォークボールを駆使して空振り三振を奪った

内野は「追い込んでからの球を磨いてきた

緊張したけど、練習通りに出せた」と試合後に語り、その成長を実感していた

続く打者を真っ直ぐで二ゴロに打ち取ると、その後与えた四球を挟んで最後は左飛に仕留めた

「かわす投球ではなく、しっかり強い球を投げて打者と勝負できるところを見せることができた」と手応えを語った

内野は福岡県出身で、中学時代には捕手としてポニーリーグの日本代表としてアジア大会で優勝

世界大会では3位という成績を収めたが、投手への転向を決意し広島・武田高に進学した

彼の持ち球は最速151キロの本格派右腕である

今シーズン前まで途中での怪我に苦しんだ内野は、昨年春に腰椎分離症を患い、加えて去年の5月から右肩の炎症で長期間リハビリを余儀なくされたものの、6月には実戦復帰

ファームの非公式戦では12試合に登板し、0勝1敗1セーブ、防御率5.52という成績を残している

チームのファーム統括コーディネーターである川越英隆投手は「リハビリ組の時も、ブルペンで見て球の質が違うと思い、いつかは2軍でと考えていた

真っすぐの伸びや切れがあり、しっかり投げられるようになれば、将来面白いんじゃないかなと思っている」と彼に対する期待を表明した

リハビリ期間中には「もう投げられないかもしれない」と不安も感じていた内野は、今回の登板を経て「一歩、前に進めてほっとしている」と安堵の表情を見せた

今後も自身の持ち味を忘れずに前進していくことを誓った

内野海斗投手の公式戦初登板は、彼が怪我を乗り越えて成長した姿を見せる場となりました。才能と努力が結びついた結果の一歩であり、今後の活躍が非常に楽しみです。
キーワード解説

  • ウエスタン・リーグとは?ウエスタン・リーグは、日本プロ野球の二軍リーグの一つで、主に中央リーグに所属するチームの二軍が参加しています。
  • フォークとは?フォークボールは、ボールを指の間にはさみ投げることで、打者がスイングした時には急激に落ちる特徴があります。
  • 防御率とは?防御率は、投手が与えた失点を投球回数で割った数値で、低いほど優れた投手を意味します。

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