この試合で特に注目を集めたのは、打率3割7厘でセ・リーグの首位打者に立つ小園海斗内野手（25）である
小園は「3番・三塁」で出場し、初回に無死一、二塁の場面で右前に先制適時打を放つと、6回には無死満塁の状況から中前へダメ押しとなる2点タイムリーを記録した
残り11試合の今シーズンで、首位打者に加え、153安打というリーグトップの記録も狙っている小園は、「面白いですね
打てない可能性もあるので頑張ります」と謙虚な姿勢を見せている
小園の進化とプレゼン能力
小園の成長について、スコアラー陣からは「今年の小園は〝プレゼン能力〟を身につけました」という声があがっているプレゼン能力とは、自分の考えや戦略を他者に分かりやすく説明する能力を指しており、通常、スコアラーが選手に対して対戦相手の情報を伝える役割を担っている
しかし、小園は逆に自ら情報を発信し、試合当日の対策を先に伝えることができるようになった
小園は、対戦する投手やその球種について、事前にしっかりと研究しており、スコアラーが言おうとしている内容を補足的に話す程度にまで自分の意見を具体化できるとのことだ
これにより、打席に入る際には思考が整理され、即座に反応できる状態を保っている
新井監督の評価
新井貴浩監督（48）も、小園が固定された3番打者としての役割を果たしていることに満足感を示している「本人も充実していると思いますし、1球たりとも無駄にしないという気迫が伝わります」と、その成長を高く評価している
今後の期待
打率や安打数、出塁率など、複数の部門で優位に立つ小園は、今シーズンいくつのタイトルを獲得できるだろうか彼のさらなる成長と成績に、広島ファンからの熱い視線が注がれている
広島の小園選手の活躍は、彼の成長を示すものであり、特に彼のプレゼン能力はこれまでの選手には見られない特異性を持っている。また、1球1球を大事にする姿勢は、他の選手の手本にもなるだろう。このような選手がいる限り、広島の今後の試合も目が離せないものとなるだろう。
キーワード解説
- 首位打者とは？：シーズンを通して最も高い打率を記録した選手に与えられるタイトルで、打撃力の象徴となる。
- 最多安打とは？：シーズン中に最も多くのヒットを打った選手に贈られるタイトルで、安打数は打者の成績を表す重要な指標である。
- プレゼン能力とは？：自分の考えを明確に説明し、他者に理解させる能力。スポーツでは、相手のデータを整理し伝えることで効果的に戦うために必要になる。
