ホークスジュニアの若林コーチが提唱する「ウオーキングキャッチ」で守備力向上を目指す

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 福岡ソフトバンクホークスジュニアの若林隆信コーチ(元中日、広島)が、守備力向上のために「ウオーキングキャッチ」を推奨しています

この手法は、選手が歩きながらボールを受け取る動作を重視し、自然な体重移動を体得することを目指します

最近、全国の逸材小学生が集まる「NPBジュニアトーナメント」に出場するホークスジュニアは、連覇を狙います

 若林コーチは普段、ホークスのアカデミーで若い選手を指導しており、守備力の向上には「歩く動作から見直すことが重要」と語ります

特に「ウオーキングキャッチ」は、守備の動作と体重移動を結びつける重要なドリルとして推奨されています

ウオーキングキャッチとは

 「ウオーキングキャッチ」は、文字通り歩きながら行うゴロ捕球の練習法です

具体的には、以下のステップで行います

  1. ボールに対して前傾姿勢で普通に歩いていきます

  2. 利き手側の足が着地したタイミングでグラブを下げます

  3. 逆の足を開いて捕球体勢に入り、ボールを捕ります

  4. その流れで送球の姿勢を作ります

 この練習の目的は、体重移動の感覚を身につけることであり、選手たちは自然な形で捕球体勢に入ることを学びます

若林コーチは、「歩くこと自体が簡単ではなく、野球をやっている子ほど不自然に動いてしまう」と指摘しています

このため、ゆっくりした動作を行うことで、誤った部分を再確認する機会にもなります

昨年の成功事例

 昨年のNPBジュニアトーナメントでは、ホークスジュニアが4試合を戦い、エラーはわずか1回

守備力と走力が大会優勝のカギとなりました

今年のチームも8月から活動を開始し、選考会前には特別な練習会を実施し、参加者には「自主練習用ドリル」が配布されました

 若林コーチの指導により、選手たちは基礎的な動作を見直しつつ、守備力向上に取り組んでいます

守備と走塁の強化は、今後のトーナメントでもさらなる成果を期待されるでしょう

若林コーチの「ウオーキングキャッチ」は、守備力向上のための斬新なアプローチです。このような基本動作の見直しが、選手たちにどのような影響をもたらすのか興味深いと思います。子どもたちが自分の悪い癖を見直すことで、より無理のない動きができるようになるのは、非常に重要です。
キーワード解説

  • ウオーキングキャッチとは?:歩きながらゴロを捕るテクニックで、守備時の体重移動を意識することから始まります。
  • 体重移動とは?:体の重心を移動させる動作で、特にスポーツではバランスや動きに大きく影響します。
  • 自主練習用ドリルとは?:選手が自分のペースで練習できるように作られた練習メニューのことです。

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