この試合は、逆転クライマックスシリーズ（CS）出場に向けた戦いの一環であり、絶対に負けられない状況となっています
先発投手の床田寛樹選手は、91年の川口和延選手以来となる3年連続での2桁勝利を狙う重要な登板となります
残り試合数を考慮するにあたり、この試合の結果は彼のシーズンを大きく左右することが予想されます
今季、広島は阪神と既に7度対戦しており、防御率は2.86ながらも2勝5敗と負け越しています
床田投手は良い投球をしても勝利につながることが少なく、打線の支援が欠かせません
また、先発投手としては前回までの2試合で序盤に大量失点を喫しており、特に注意が必要です
例えば、2日のDeNA戦ではわずか2回で7失点、9日の巨人戦では1回で6失点という結果でした
したがって、立ち上がりの投球が特に重要となります
対する阪神の先発投手とは今季すでに5度対戦し、広島は1勝3敗とこちらも負け越しています
阪神に対しては32回2/3で8得点を挙げており、広島の選手たちの中で末包選手が11打数4安打、坂倉選手が9打数3安打と相性が良いことが特徴です
中村奨成選手や小園海斗選手がチャンスメークを行い、彼らが得点につなげる形を作りたいところです
文：前原淳この試合は、床田選手にとってただの登板ではなく、個人記録やチームのシーズン目標に直結する大事な試合となります。現状、広島は厳しい戦況にあり、床田選手が立ち上がりから安定した投球を見せ、打線もそれに応えることで逆転CS進出の可能性が高まります。阪神との戦いは互いに厳しい戦績が続いていますが、相性の良い選手が活躍することで勝利につなげたいところです。
キーワード解説
- 逆転クライマックスシリーズ（CS）とは？：プロ野球のプレーオフ制度の一部で、レギュラーシーズンで成績の良いチームが出場し、シリーズ方式で優勝を争います。
- 防御率とは？：投手が自責点を相手チームが打ち取られた回数に対してどれだけ失点を許したかを示す指標で、数値が低いほど良い投手と言われます。
- 2桁勝利とは？：シーズン中に勝利数が二桁、つまり10勝以上を達成することを指します。これは投手にとっての重要な成果の一つです。
