8回裏に3番手として登板した大勢投手は、162キロの速球を武器に、先頭打者の村上選手を二ゴロ、オスナ選手を空振り三振、北村選手を三ゴロに仕留め、3者凡退で抑えました
これで今季の出場試合数は58試合となり、昨年の新人シーズンに記録した57試合を上回りました
8回の守護神としての役割
大勢投手は、今シーズンから「8回の男」として、セットアッパーの役割を任されていますセットアッパーとは、主に試合の終盤に登場し、抑え投手(試合を締めくくる役割)の前に相手打者を抑えるピッチャーのことです
昨年までの抑え投手とは異なり、役割や疲労感の質が変わる中で彼はチームを支え続けています
49ホールドポイントを達成
前回の登板である9月10日の広島戦では、既にシーズン8勝をあげており、49ホールドポイントを記録このホールドポイントは、1試合で試合が終了するまでの間に相手打者を抑えた投球の成果を示す指標です
また、彼は「これまでの記録は野手の皆さんがしっかり守ってくれたおかげで、感謝しています
残り試合では、さらに良いパフォーマンスを発揮し、チームに貢献したい」と語り、意気込みを示しました
体調管理への努め
大勢投手はチームの終盤戦を見据え、「早寝、早起き、朝ごはん」の生活リズムを大切にし、体調管理に努めています「毎日、野球についてだけ考えて過ごし、自分のパフォーマンスを最大限に発揮できるようにしたい」と、強い思いを語りました
この姿勢が、過去の自己記録を超える結果を生んだ要因と言えます
大勢投手の記録達成は、彼の成長とチームへの貢献を示しています。新たな役割であるセットアッパーとして、結果を出し続ける姿は、若手選手に対する良い手本ともなります。体調管理に気を使い、毎日を過ごすことは、プロとしての自覚を持つ選手の模範です。
キーワード解説
- セットアッパーとは?試合終盤に登場して相手打者を抑え、主に抑え投手が登板する前に流れをつくる重要な役割を担うピッチャーのことです。
- ホールドポイントとは?リードを保ったまま相手打者を抑えたピッチャーに与えられる評価の指標で、チームが勝利を収めるために重要な数字となります。

