2点を先制された直後の2回、彼は同点に追い付く11号2ランを放つ偉業を成し遂げた
「気持ちで打ちました!」というお決まりの言葉を口にして喜びを表した
2死一塁の場面で迎えた第1打席、ヤクルトの先発・奥川の内角直球を振り抜いた打球は、高く舞い上がり左翼ポール際へ向かった
彼はその瞬間、感触からファウルになりそうだと思ったため、フォロースルーのまま動かず「残ってくれ!」と願った
その祈りが通じたのか、左翼席に陣取る巨人ファンの歓声と共に本塁打が確定した
リチャード選手は「気持ち」で打ったというが、実際は事前の情報収集の成果によるものでもある
1回に打席に立ったキャベッジ選手に「球の質などを聴き」、亀井打撃コーチからもアドバイスを受け、気持ちを整理することでこの豪快なスイングが生まれた
チームを救う一発を放ったリチャード選手は、育成出身としてのシーズン最多本塁打数である12本に王手をかけている
これは、ソフトバンク時代からの先輩である甲斐選手が持つ記録で、「いつかは抜きたい」と意欲を見せた
ただし、「まだ通過点
気にせずプレーしたい」と、冷静な表情を崩さずに語った
さらに、9月の月間打率は3割を超え、シーズン終盤で状態を維持している
クライマックスシリーズ(CS)への進出が決まれば、短期決戦において即得点が期待される彼は、ますます頼もしい存在になってきている
リチャード選手の活躍は、巨人にとって非常に重要な瞬間でした。試合の流れを変える一打は、彼のパワーだけでなく、事前の準備や他の選手からのアドバイスの賜物でもあると感じます。今後も、この勢いを持続し、クライマックスシリーズ進出に貢献できることを期待しています。
キーワード解説
- クライマックスシリーズとは? - プロ野球におけるポストシーズンのトーナメントで、リーグ優勝のチームが日本シリーズ出場を決めるために争います。
- 本塁打とは? - 野球のプレーで、打者がボールを打ち、外野フェンスを越えて得点することを示します。
- 育成出身とは? - プロ野球チームの育成選手として契約された選手を指し、特に若手選手が注目されます。

