これは彼にとって今季29試合目の登板となり、2018年に巨人で記録した自己最多の28試合を超えることになります
菅野投手は、13日に行われたブルージェイズ戦で左足首に打球を受けたため、その後の調整に不安がありましたが、中6日での登板が可能になりました
今シーズンの本拠地での最後のマウンドになる見込みです
前回登板では、ピッチコムという投球サインを自分で出すための装置を装着して投げました
ピッチコムは、投手が捕手からのサインを受け取るのではなく、投手自身がサインを決めることができるため、試合のスピードアップに寄与します
菅野投手は「練習を重ねてきたので大丈夫でした」と話し、自分の強みである様々なボールを使った投球に挑みました
前回のブルージェイズ戦では、6回1失点の優れた成績を残し、球数もわずか63球に抑えることに成功しました
今季、オリオールズのチーム事情が目まぐるしく変化する中、捕手陣に負傷者が相次ぎ、登録された捕手は過去に記録された7人に達しました
菅野投手自身も「異常なこと」と語るこの状況の中で、経験の浅い若手捕手とのバッテリーを組む際には、首を振る場面が増え、スムーズさに欠けることがありました
オリオールズの先発陣の中には、ピッチコムを装着する投手も多く、捕手出身のチリノス・ベンチコーチは、「投手がサインを出すことができれば、サイン変更にかかる手間も省け、試合のスピードアップにつながる」と評価しました
また、菅野投手はオフに再びフリーエージェント(FA)となる予定で、「来年」を視野に入れ、ピッチコムを装着した投球スタイルに挑戦しています
自身の配球ができることで、無用なストレスが減り、さらなる成長を目指して残りの2試合で全力を尽くす姿勢が伺えます
今シーズン、菅野投手は多くの困難に直面しながらも、新たな試みとしてピッチコムを取り入れ、変化に対応してきています。自身のスタイルを保ちながら、効率良く投球する姿勢が見受けられます。今後の活躍がますます楽しみです。
キーワード解説
- 菅野智之とは? : 菅野智之は日本プロ野球からメジャーリーグに進出した投手で、過去の成績や投球スタイルが注目される選手です。
- ピッチコムとは? : ピッチコムは、投手が自身でサインを出せる装置で、試合の流れをスムーズにするために使われます。
- フリーエージェントとは? : フリーエージェント(FA)は、選手が契約の制約を受けずに他のチームと契約できる状態を指します。

