試合を見守っていた新井貴浩監督(48)は、相手の先発投手である村上に脱帽し、「いい投手だし、ここで間違わない」と評価しました
この結果、広島は今季の阪神戦において6勝18敗となり、残り10試合で3位の巨人に対して6ゲーム差を付けられる形となりました
この状況下で、チーム内からは「懺悔の弁」も聞かれるようになり、「もっと練習しておくべきだった」という声が上がっていることから、選手たちの焦りが伺えます
新井監督は指揮官就任3年目のシーズンとして、春季キャンプから打撃強化に取り組んできましたが、17日時点でのチーム打率はリーグ1位の2割4分8厘ながら、打点396、総得点421はどちらもリーグ4位で、その数字から見ると打線が期待通りに機能していないと言わざるを得ません
投手陣についても同様で、昨季9月に先発と救援が不調に見舞われる前まで8月は防御率2点台を記録したのに対し、今年は早々に燃料切れを起こし、先発投手の防御率は5月までの春先が2点台だったものの、6月からは3点台、さらに8月以降には月間防御率4点台にまで悪化しています
これにより、7月には4勝16敗3分けという成績を収め、昨年9月の月間5勝20敗よりも早い段階でペナント争いから脱落する危機に直面しています
開幕当初は強化メニューを徹底し、特に野手陣の打撃練習にも多くの時間が割かれていました
しかしながら、6月以降の酷暑の影響で、本拠地マツダスタジアムにおいては早出練習こそ続けられるも、全体的なメニューや練習量が抑えられ、試合に臨むスタイルに変更せざるを得ない状況になってしまいました
これでは、2年連続での結果不振が続くのも無理はありません
今シーズンの負け越しが増える可能性が高まっている中で、広島カープの選手たちは「何をどれだけ鍛えるべきなのか」という課題を再度見つめ直す必要があります
新井監督が導き出す今後の戦略が、チームを救うカギとなるでしょう
広島カープの状況は厳しいものですが、改善の余地は大いにあります。選手たちは今後の試合に向けて自分たちの課題を洗い出し、どのように克服するかを真剣に考える必要があります。新井監督の指導力にも期待したいところです。
キーワード解説
- 監督とは?野球チームを指揮し、選手の起用や戦略を決定する役割を持つ人を指します。
- 防御率とは?投手がどれだけ失点を防いだかを示す指標で、通常は9回を投げた際の失点数を元に計算されます。
- 打率とは?打者がヒットを打つ確率を示す指標で、ヒットの数を打数で割って計算されます。

