ロッテ・山本大斗、徐々に復調の兆し 外角球の見極め力が向上
ロッテの山本大斗選手が、9月に入り、外角の球を見極める能力が向上していることが明らかになった特に、9月2日の日本ハム戦において、8回の二死一、二塁の場面での第5打席では、投手・上原健太が投じた外角136キロフォークボールを見送り、四球を選ぶという巧みな判断を見せた
さらに9月11日のソフトバンク戦では、5回一死一塁の第3打席で、上茶谷大河の投じた外角140キロカットボールを冷静に見極めた後、レフト前に安打を放った
この打席について山本選手は、「ちゃんと目付けができて良かった」と自己評価している
外のボール球に手を出す場面が減少していることに関し、自身の調子が戻っていることを認識している山本選手は、「そこは調子も戻ってきたりして、見極められるようになってきました」と述べた
右中間への長打が増加
最近の試合では、右中間への長打も増えている9月18日の楽天戦では、6-0の2回、一死三塁の第2打席でカーブを捉え、右中間を破る適時二塁打を放った
また、16日のオリックス戦でも、外角のストレートを逆らわずにライトオーバーの二塁打を記録した
山本選手は7月と8月にそれぞれ月間打率が1割台という厳しい状況を乗り越え、9月に入ってからは月間打率.286を記録し、着実に調子を取り戻している
自身が抱える課題を克服できる手応えを感じているようで、「悪い時と良い時の違いが分かってきましたし、修正する練習方法も見つけているので、調子が悪くなった時にすぐ戻せるようになってきました」と語った
本塁打への期待
長打力が持ち味の山本選手だが、交流戦では12球団で2位タイの5本塁打を打ったが、7月以降は3本とペースが鈍化している「(本塁打が)欲しいですが、最近調子が上がってきて外野への長打も増えてきているので、いつかは出ると思います」と前向きなコメントを残す
残り12試合でチームの勝利に貢献できる一打に期待がかかる
山本大斗選手が外角球の見極め力を向上させていることは、選手としての成長が見受けられる証拠です。特に自信を持って打席に立てるようになったことで、今後の試合でのパフォーマンスにも期待が高まります。チームとしても彼の復調は重要な要素であり、今後しっかりとした結果を出せるか注目です。
キーワード解説
- 外角球とは? 外角は打者から見てボールが外側に投じられる位置を指し、これを見極めることは打者にとって非常に重要です。
- 月間打率とは? 特定の月における打者のヒット数を打数で割った数値で、その選手の調子を示す指標となります。
- 長打力とは? 打球が遠くまで飛ぶ力のことを指し、ホームランや二塁打、三塁打を含みます。

