試合は両軍の投手が好投を続ける中、無得点のまま4回を迎えた
この回、今井は四球と味方の失策が重なり無死一、二塁というピンチを迎えた
その後、四球を与えた結果、2死満塁の状況となってしまった
すると、豊田投手コーチがマウンドに訪れようとしたが、今井は左手で制するしぐさを見せ、「周りからエースと言ってもらってる立場なので、そんなに心配しなくても」と強い意志を示した
普段は冷静沈着な投球を心掛ける右腕が、高ぶる感情を隠さずアピールする姿に、観客からの期待も高まった
彼は初回から157キロの直球をマークし、7回1死までノーヒットピッチングを続ける活躍を見せた
連続死球が原因で1死一、二塁の状況にはなったが、西野からの中前安打を許したものの、後続を遊ゴロ併殺打に打ち取るなど、安定感を保った
最終的に今井は7回を投げ、1安打5奪三振、無失点という素晴らしい成績を収めたが、3年連続の2ケタ勝利は次回に持ち越しとなった
しかし、9回には炭谷のサヨナラ適時打が生まれ、チームは連敗を4で止めることに成功した
試合後、今井は「本拠地で勝った方がファンもうれしいと思う」と話し、チームの勝利を誰よりも喜んでいた
今回の試合では、今井達也選手が感情をむき出しにする姿が印象的でした。普段は冷静ですが、投球中に自信を見せる姿はファンにも勇気を与えたことでしょう。エースとしての責任感を全面に出した姿勢に、多くの人が胸を打たれたことがわかります。
キーワード解説
- エースとは？プロ野球において、チームの最も信頼される先発投手のこと。
- 無失点とは？投手が試合中に相手チームに得点を許さないこと。
- サヨナラ打とは？試合が同点またはビハインドの状況で、最後の打者が試合を決める得点を上げること。
- 奪三振とは？投手が打者を三振でアウトにすることを指す。
