広島、阪神戦で完敗しクライマックスリーグ進出が厳しくなる
2025年9月18日、広島はマツダスタジアムにて行われた阪神との試合で2-7と完敗を喫し、セ・リーグ4位に留まっている残り9試合で3位の巨人とのゲーム差は「6」となり、クライマックスシリーズ(CS)への進出が極めて厳しい状況となった
この試合で目立ったのは、阪神先発投手の大竹耕太郎による圧倒的なピッチングであった
広島打線は4回まで得点を挙げられず、5回にようやく1番の中村奨成と2番のサンドロ・ファビアンが連続タイムリーで2点を返した
しかし、それ以降は阪神の救援投手陣に打ち取られ、得点はそれだけにとどまった
特にこの試合で大竹に対して、広島は今季7試合中6敗を喫するなど、相性の悪さが目立つ
通算成績では2勝15敗と惨憺たる結果となっている
この状況について、野球評論家の佐藤義則氏は苦言を呈し、「打撃コーチも含め、全員で対策を考えなければならない」と指摘した
大竹はストレートが常時140キロ前後で、チェンジアップやスライダーを駆使して打者を翻弄するサウスポーである
佐藤氏は、「右打者が外のチェンジアップを打てていないのが問題」と述べ、大竹の投球スタイルを攻略するためには「センター中心に打つこと」を徹底する必要があると強調した
広島は今季、阪神とのレギュラーシーズンで6勝19敗と極めて劣勢であり、大竹との対戦が今後も続くことが予想される
佐藤氏は、「これだけ投げても崩せないのは原因があるはずで、広島の打撃コーチはそれを考えなければならない」と再度改善を求めた
広島が阪神戦で大敗を喫し、クライマックスシリーズ進出への道が非常に厳しくなっています。特に、阪神の大竹投手に対して相性が悪く、監督やコーチ陣がどのように改善策を講じるかが注目されます。ファンとしてもこの状況を憂いています。
キーワード解説
- クライマックスシリーズとは?プロ野球におけるプレーオフの一部で、セ・リーグとパ・リーグの各リーグの上位チームが争うトーナメント形式の試合のこと。
- 先発投手とは?試合の最初から投げる投手のことで、通常はその試合の流れを左右する重要な役割を担っている。
- チェンジアップとは?速球に見えるように投げられる変化球で、打者にとってはタイミングを取りにくい球種。

