自らの言葉で、「いけと言われたところで投げて、全部結果を残していきたいと思います」と意気込みを語った菊地選手
彼は7回裏、一死二、三塁の場面で打者・西野真弘を2ストライクから空振り三振に仕留めた際、その外角に投じた146キロのストレートが評価されています
「表示は満足いくものではないですけど、この間の試合も含めて、まっすぐの質の部分は押せるようになってきているのかなと思います
」と話す菊地選手
昨年度から続けているファームでのトレーニングで「フォームのロスをどんどん減らして、まっすぐの質を上げていくところ」を重点的に取り組んできた成果が感じられます
ファームでの登板では、少ない球数での抑え込みや、インコースを攻める投球スタイルが観察されており、テーマを持った投球が行われています
「どこにどんなボールを投げていけば自分の持ち球だったり、ボールの質だったら抑えられるかのは常に考えながらやっています」と菊地選手は自身のパフォーマンスに対する考えを明かしました
一軍では19試合・21回1/3を投げて19奪三振を記録した一方、ファームでは11試合・32回を投げて19奪三振と、奪三振の数に大きな差が見られる点も注目です
「まずはまっすぐをしっかり投げられれば、ファームは早打ちのバッターが多いので、そこはそんなに気にしすぎることなく、自分がどういうボールを投げているのかというところが大事かなと思っています
」と、自信を持って自身の投球スタイルをとらえています
また、フォークボールに関しても、「前半は去年の後半ほど使えている感じはなかったんですけど、今年の後半からは徐々に良くはなってきているかなと思います
」と現状を語ります
加えて、時折投げるカーブもバッターに対して効果的で、「カーブはバッターが若いカウントで手を出しにくい球種」としての役割を果たし、バッテリーの戦略に応じた投球で存在感を残しています
昨シーズンは吉井理人監督から教わったフォークを駆使し、多くの三振を奪う活躍を見せましたが、今シーズンは一軍と二軍を行き来する状況が続いています
残りの試合で結果を残し、来季への飛躍を期待する菊地選手の動向に注目です
菊地吏玖選手の初登板での無失点投球は、彼の成長を示す重要な結果です。特にファームでの練習が実を結び、ストレートやフォークの質の向上が見られるのは前向きな兆しです。一軍に定着するためにはさらなる努力が求められますが、これからの彼のパフォーマンスに期待が集まります。
キーワード解説
- 菊地吏玖とは？ロッテに所属するプロ野球選手で、若手の投手です。
- フォークボールとは？バッターのタイミングを外すために使われる球種で、落ちる特性があります。
- 三振とは？投手が打者を打ち取る方法の一つで、打者が3回ボールを振っていない状態のことを指します。
- カーブとは？球が曲がりながら落ちる特性を持つ投球で、バッターを惑わせることができます。
- 一軍とは？プロ野球の最高レベルのチームで、選手が最も競争が激しい環境でプレーすることを指します。
