阪神・伊藤将、苦戦続きでクライマックスシリーズを前に不安感増す
◇セ・リーグ 阪神1―8ヤクルト(2025年9月21日 神宮) 本調子からは程遠い投球内容となった阪神・伊藤将選手10月15日から始まるクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージに向けて、彼に黄信号がともった
小雨が降る中での試合後、伊藤選手はタオルを頭からかぶり、その心境を語った
「良いところもあったけれど、走者を出した後に粘れるようにならないといけない」と反省の筆を握った
試合前時点で今季5試合登板、2勝0敗の好成績を誇るヤクルト打線に捕まり、中10日でのマウンド復帰となった伊藤選手
しかし、2回には先頭の山田選手に先制ソロホームランを浴び、その後も1死一、三塁の絶体絶命の状況を迎え、並木選手に三遊間を破られて2点目を失った
5回には4連打を浴び、計7本の長短打を許し、ついには0―7と厳しい状況に陥り、降板することになった
後を受けた工藤選手も踏ん張れず、満塁にして北村恵選手に押し出し死球を与えた
この試合での被安打14と8失点は伊藤選手の自己ワースト記録となり、3試合連続でノックアウトされたことに
実に登板8試合連続で白星から遠ざかっている状況だ
残り6試合を迎えたレギュラーシーズンは、先発陣に不安要素が残る
CSファイナルSでは通常6人の先発を揃えるのが一般的で、村上、才木、高橋の3人はすでに当確とされている
一方で残りの3人については決め手を欠き、候補として大竹、伊藤将、ネルソン、デュプランティエ、早川らが挙げられている
果たしてこの日の伊藤選手の精彩を欠いたピッチングが、首脳陣の頭を悩ませているのは間違いない
「コースにしっかりいっていた球もあったので、良かったとは思います」と伊藤選手は自分の直球に手応えを示す
しかし、ポストシーズンは迫っており、状況を改善するための時間は残されていない
阪神・伊藤将選手の近況は非常に心配な状況です。クライマックスシリーズが間近に迫る中、彼のパフォーマンスがこの重要な時期に影響を及ぼす可能性があります。投球内容が不安定であることは、チーム全体にとっても問題となります。投手陣はこれからの試合での修正が求められ、伊藤選手自身も自信を取り戻す必要があります。
キーワード解説
- クライマックスシリーズとは? プレイオフの一部で、年間リーグのトップチームが優勝を目指して戦う重要なシリーズです。
- 被安打とは? 投手が相手打者にヒットを打たれた回数を示す数字で、投手の内容を評価する際の重要な指標とされています。
- ノックアウトとは? 投手が投球途中で交代させられるほど低調な内容を示すプレイで、通常は失点が多く発生した場合に使われます。

