藤浪晋太郎選手、アメリカでの経験を経て成長の兆しを見せる
プロ野球選手、藤浪晋太郎選手が、未だ4試合の登板で1勝に留まっているものの、その実力の片鱗を見せています9月22日現在、藤浪選手はクライマックスシリーズ（CS）に向けてどのように貢献できるか、本人の意気込みを語りました
彼はかつて、剛速球と制球難の狭間で苦しんでいましたが、アメリカでの経験を通じて、自身の野球観に変化をもたらしました
甲子園での栄光から制球難へ
藤浪選手の歴史を紐解くと、大阪桐蔭高校時代に甲子園での春夏連覇を成し遂げたことがハイライトとして挙げられます2012年のドラフトで阪神タイガースに入団し、160キロ前後の速球でデビューから3年連続で二桁勝利を達成
その期待に応えることができる選手として、多くの注目を浴びていました
苦難の7年間
しかし、その後、制球難で思うようなピッチングができず、さらにストレスによって自律神経失調症のような症状を経験しました藤浪選手は「パソコンのOSを入れ替えるような無茶なフォーム改造」とも表現していますが、この試行錯誤は状態を悪化させ、約7年にわたる苦しい期間が続きました
野球愛が支えに
それでも藤浪選手は、「野球を辞めたいと思ったことは一度もなかった」と語ります彼は、両親からの支えと同じくらい、野球そのものを愛する気持ちが彼を支え続けてきました
2023年、藤浪選手はポスティングシステムを利用してアメリカへ渡り、オークランド・アスレチックスやボルティモア・オリオールズなど数チームを経験
これらの体験が彼の野球に対する価値観を変えるきっかけとなったのです
藤浪晋太郎選手は、アメリカでの経験を通じて野球に対する考え方が変わったと明かしています。制球難や心の葛藤を抱えながらも、野球への愛情が彼を支え、今も成長を続けています。今後の過程がどのようになるか、注目が集まります。
キーワード解説
- 剛速球とは？：打者が打つのが難しい速い球で、一般的に時速150キロ以上の球を指します。
- 制球難とは？：投手が投球するときに、狙ったコースにボールを投げられない状況を指します。
- 自律神経失調症とは？：ストレスや生活環境の変化によって、自律神経の働きに乱れが生じる状態です。
- ポスティングシステムとは？：日本のプロ野球選手が海外リーグに移籍するための制度で、チーム間で選手の契約権を譲渡する仕組みです。
