阪神、ポストシーズンに向けた先発投手選考が鍵に。若手・早川の活躍に注目

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阪神タイガースが9月21日に行われたヤクルト戦で1-8と敗北し、先発投手の伊藤将司が5回途中で14安打8失点を喫するなど、大乱調の試合を展開した

この試合はプロ5年目にして、伊藤にとって自己ワーストの成績であった

今季は交流戦から先発に本格復帰し、リーグ優勝のための大きな力となった左腕だったが、9月に入ってからは3試合で計19失点を記録しており、不安定な投球が続いている

阪神はすでにリーグ優勝が決まり、来月15日から始まるクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージに向けた選手の選定が進む中、特に先発投手陣については、左腕の高橋遥人も20日のDeNA戦で5回途中に2失点している

さらに、同じく先発候補のジョン・デュプランティエは1軍マウンドに復帰していないため、才木浩人と村上頌樹の2本柱が安定しているが、ポストシーズンの戦いに向けた投手選定が重要になってきている

そんな中で、ルーキー右腕の早川太貴の快投が注目されている

9月19日のDeNA戦に先発し、強力な相手打線に対して6回6安打無失点の成績を残し、プロ2勝目を挙げた

早川は8月27日のDeNA戦においてプロ初勝利を収めており、これで対DeNAにおいては計2試合で11イニング無失点、防御率0・00を記録しており、この相性の良さを示している

2試合とも捕手は梅野隆太郎とのバッテリーで、梅野の経験豊富なリードとバックの好守も相まって、早川は安定した投球を展開し、無四球のピッチングが評価されている

早川は昨秋に育成ドラフト3位として入団し、150キロを超える剛速球が注目されていたが、この夏に満を持して支配下登録され、すでに2勝を挙げている

早川の快投に関してはファンの間でもSNSなどで「未来のエース」との声が上がっており、今後の成長への期待が高まっている

藤川阪神はレギュラーシーズンでの強さを示したが、ポストシーズンではどのような戦いを繰り広げるのか、また、投手陣の調整がどのように進むのか、注目が集まる

阪神タイガースの先発投手陣の不安定さが見られる中、若手投手の早川太貴の活躍が際立っている。経験豊富な投手陣と比較しても、早川の可能性は大いに期待されており、彼の成長がチームのポストシーズンでの活躍に寄与することが期待される。
キーワード解説

  • プロ5年目とは?プロ5年目は、選手がプロとしてのキャリアを5年過ごしたことを指す。この期間には多くの経験が蓄積され、選手の成長やパフォーマンスに影響を与える重要な時期となる。
  • クライマックスシリーズ(CS)とは?クライマックスシリーズは、日本のプロ野球において、シーズン終了後に行われるプレイオフ形式の大会で、優勝争いを決定する重要なゲームである。
  • 防御率とは?防御率は、投手が1イニング当たりに許す得点の平均を表す指標で、低い数値ほど投手の成績が良いことを示す。

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