1月11日、神奈川・川崎市にあるジャイアンツ球場で行った自主トレーニングでは、昨年10月に実施した右肘のクリーニング手術からの回復をアピール
田中は「まだ万全ではないけど、リハビリは順調に進んでいる」と述べ、焦らずに体調を整えていく意志を示した
手術後のリハビリ状況
田中選手はプロ1年目の2022年オフに右肘の違和感を感じ、その後、昨シーズンは痛み止めを使用しながら3試合に登板したただし、痛みが続く状態ではシーズンを過ごすことが難しいと判断し、手術を行うこととなった
クリーニング手術とは、不要な組織を取り除くことで、関節や腱の機能を回復させる手術である
競争が厳しい中での覚悟
チームの救援防御率は昨シーズン、12球団中トップの2.27を記録し、その上、新加入の前中日投手マルティネスも加わったこの厳しい状況の中で田中選手は「負け試合にこだわらず、1軍で投げる準備をする」と意気込む
また、22年ドラフトで同期の船迫大雅投手(28)が昨シーズンで51試合に登板、22ホールドを挙げ、新人王にも輝いたことから「同じ立ち位置にいるので、負けたくない」とライバル心を燃やす
今季の目標
田中選手の今シーズンの目標は「50試合登板と防御率1点台」の達成完全復活を遂げ、その後の飛躍を誓った
今シーズンの活躍によって彼の存在が再び注目されることを期待する
田中千晴選手の挑戦は、若手の投手としての大きな試練であり、十分なリハビリ後に1軍で活躍できるかどうかが注目されます。彼の努力と覚悟がどのように結果に結びつくのか、多くのファンが期待しています。
キーワード解説
- クリーニング手術とは?:関節や腱の炎症や損傷を解消するために、不要な組織や損傷部分を取り除く手術のことです。
- 防御率とは?:投手がどれだけ失点を抑えたかを示す指標で、獲得したアウト数に対する自責点の割合を表します。低い数字ほど優秀です。