阪神・前川右京が重要な同点打を放ち、DeNAとの接戦を演出

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<DeNA2-2阪神>◇23日◇横浜 阪神の前川右京外野手(22)が、DeNAとの接戦で重要な役割を果たした

5回表、阪神は1点を追い詰め、二死満塁というプレッシャーの中、前川は先発投手のケイから154キロのツーシームを打ち返し、同点となる適時打を放った

この打球は遊撃寄りに守備を寄せた三塁手・筒香をすり抜け、三塁線に鋭く転がった

「消化試合ではない

必死に食らいついて頑張りたい」と前川は力強く語る

今季初めて3番左翼のスタメンとして起用され、初回にはケイから二塁への内野安打、8回にはウィックから左前打を放ち、この日の試合で3安打を記録したのは4月20日の広島戦以来、2度目のことだった

「当たりは良くなかったが、3本打ててよかった」と冷静に振り返る

今季はこれまで達成感が薄かったが、ケイとの対戦は今季3試合目で、これまで6打数無安打だった

これを打破し、ヒットに結びつけたことは今後に繋がると考えている

DeNAはこの試合までの対戦防御率がわずか0・57で、前川にとっては価値ある結果となった

前川は今シーズン、自己最多116試合出場を果たした昨季から一転し、65試合の出場にとどまっており、3度の2軍再調整を経験した

その一方で、1軍に再昇格した前日ヤクルト戦では速攻で適時二塁打を記録

連続スタメン出場となったこの日も、意地を見せた

「リーグ優勝を決めて、日本一を目指す」と意気込む藤川監督は、「この1カ月の間に勢いをつけられる選手が出てくれれば、非常に心強い」と語る

シーズンの最終盤に差し掛かり、再び存在感を高めつつある前川

これからの活躍に期待がかかる

阪神の前川選手がDeNA戦で放った同点打は、プレッシャーの中での見事な一打でした。シーズン序盤は苦しみながらも、調子を取り戻してきたように見えます。特に相手投手に対しての打撃は今後のCSに向けたポジティブな影響を与えるでしょう。このまま成長を続け、チームに貢献してほしいです。
キーワード解説

  • ツーシームとは?ツーシームは、二つのシーム(縫い目)の間に指を置いて投げられるストレートの一種で、ボールに横回転をかけることで、打者には球の出所が見えにくく、変化が加わる投球スタイルを指します。
  • 猛打賞とは?猛打賞は、プロ野球において一試合で3本以上の安打を記録した選手に与えられる称号で、特に印象的な活躍を示すものとされています。

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