13年ぶりのAクラス入りを目指していたものの、エース・髙橋宏斗選手が苦戦を強いられた影響もあって、今季もBクラスにとどまる結果となった
しかし、エースの不振を補うように活躍したのが、熟練のベテランピッチャー、大野雄大選手である
彼の安定感あふれる投球が、チームを支える重要な要素となったことは間違いない
観客動員数250万人突破の一方...
9月21日、本拠地・バンテリンドームナゴヤで行われた読売ジャイアンツ戦をもって、今シーズンのホームゲームは全て終了したドラゴンズの主催72試合での総観客動員数は252万832人を記録し、そのうちバンテリンドームナゴヤでの70試合の動員数は249万7127人
平均して、1試合あたり約3万5673人が観戦に訪れたことになる
これはほぼ満員の数字と言えるだろう
また、ドラゴンズのシーズン観客動員が250万人を突破したのは、星野仙一監督時代の1999年以来、実に26年ぶりの快挙である
バンテリンドームナゴヤが開業したのは1997年であり、オープン以来3年連続で250万人以上の観客を動員していたが、その発表は「実数」ではなかった
2005年以降の観客数データはすべて実数に基づいており、2008年には242万7805人を記録していた
今年はそれを10万人以上上回ったことになる
しかし、チームの成績は急上昇とは言えず、9月24日の時点で、全138試合の結果は61勝75敗2分の借金14
首位の阪神タイガースに対して22.5ゲーム差の4位という厳しい状況が続いている
今季のセ・リーグは阪神が独走する一方で、2位以下は大混戦
ドラゴンズにもAクラス入りのチャンスが見えたが、9月には7勝12敗と後退が続いた
この結果、ポストシーズンの可能性が再度遠のくこととなった
ただし、嘆いている暇はない
クライマックスシリーズ(CS)への道が断たれたということは、来季に向けた準備を早急に始める必要がある
悲観するのではなく、常に前を向いて進むことが重要である
「どらポジ」と呼ばれる中日の積極的な姿勢を持って、残り5試合では若手選手にチャンスを与え、また主力選手には来季に繋がる何かを見せてほしい
それが、不遇の成績にもかかわらず熱心に応援し続けてくれたファンへの最低限の礼儀である
このコラムも今シーズン最後の締めくくりとなると考え、最後に名前を挙げたい選手はエース・髙橋宏斗選手である
中日ドラゴンズの2025シーズンは、観客動員数が26年ぶりに250万人を突破する一方で、チームの成績はBクラスに沈むという結果となりました。主力選手の不振が影響したものの、ファンの熱心な応援が支えとなっており、来季への期待も感じられるシーズンでした。
キーワード解説
- エースとは? 野球において、エースとはチームの中で最も優れた投手を指します。通常、先発投手として重要な試合に登板し、チームに勝利をもたらす役割を担います。
- クライマックスシリーズ(CS)とは? クライマックスシリーズとは、プロ野球シーズンの終了後に行われるプレーオフで、2位以下のチームが優勝を目指すために戦います。この勝者が日本シリーズの権利を得ます。
- 観客動員数とは? 観客動員数とは、特定のイベントや試合に訪れた観客の数を表します。この数は、チームの人気や集客力を測る重要な指標となります。

