三嶋投手は全球直球勝負を選択し、強い球威で3者凡退を達成
最速148キロを記録し、最低球速も147キロと圧倒的な直球の力を見せつけた
試合後、ウイニングボールを渡され、ナインと握手を交わす姿には、投手としての誇りとチームへの愛情が伺えた
13年目となる今季は、1軍では6試合の登板に留まり、防御率は10・80と苦戦を強いられたが、イースタン・リーグでの成績は30試合で防御率2・51という好成績を残した
若手投手陣の台頭により、1軍での出番は限られていた
三嶋投手は2012年に法政大学から入団し、以来球団の生え抜き選手として、開幕投手や先発ローテーション、守護神、セットアッパーなど投手としての全ポジションを経験してきた
特に、22年に国指定の難病である「黄色靱帯骨化症」を発症し、手術とリハビリを経て23年には復帰
復帰後は手術前とは異なる体の感覚に悩まされつつも、今季9月には3シーズンぶりに150キロを計測するなど、復活の兆しを見せている
三嶋一輝投手の登板は、プロ野球における選手の復活劇として感動的でした。特に、長いリハビリを経て登板した姿は、多くのファンに勇気を与えたことでしょう。チームの将来における彼の役割がどうなるのか、引き続き注目していきたいと思います。
キーワード解説
- イースタン・リーグとは? 日本プロ野球の二軍リーグで、チームの選手はここで経験を積みます。
- 防御率とは? 投手がリーグでどれだけ点を防いでいるかを示す指標で、低いほど優秀とされます。
- セットアッパーとは? 試合の終盤にリードを守るために登板する投手を指し、重要な役割を担います。
- 黄色靱帯骨化症とは? 脊椎の靱帯が硬くなり、痛みや麻痺を引き起こす病気で、復帰後は特に困難が伴います。

