元巨人選手・町田行彦さんが胆管がんで死去、91歳の生涯を偲ぶ

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巨人が元選手の町田行彦さんの死去を発表

東京・巨人は9月24日、元選手であり、コーチや監督としても活躍した町田行彦さん(91歳)が9月22日に胆管がんのため自宅で亡くなったことを報告した

町田さんは長野県出身で、高校卒業後に国鉄スワローズに入団した

野球界での輝かしいキャリア

町田さんは1955年のシーズンに31本塁打を放ち、セ・リーグ史上最年少の本塁打王に輝いた

この記録は2011年に東京ヤクルトスワローズの村上選手によって同年齢で更新されるまで、長らく破られることはなかった

現役時代とコーチとしての業績

主に外野手としてプレーした町田さんは、1964年まで国鉄で活躍し、その後1965年に巨人で1年間プレーした

巨人では王貞治や長嶋茂雄と共にスタメンに名を連ねたこともあったが、シーズン成績は27試合出場し21打数2安打と振るわず、その年限りで現役を引退した

コーチとしての功績
現役引退後は、巨人で2軍打撃コーチや1軍外野守備走塁コーチ、さらには2軍監督を務めた

また、ヤクルトでも打撃コーチとして圧倒的な実績を残した

プロ通算成績は1415試合出場、913安打、打率は0.233、129本塁打、459打点を記録し、1959年にはサイクルヒットも達成した

町田行彦さんの死去は、巨人だけでなく日本のプロ野球界にとっても大きな損失です。91年という長い生涯を送り、選手としての華々しい業績とコーチとしても多くの後進を育てた功績は語り継がれていくでしょう。特に、最年少本塁打王の記録は、その後の選手たちにも影響を与えるもので、町田さんの存在がいかに大きかったかを示しています。
キーワード解説

  • 胆管がんとは?胆管がんは、胆管に発生する悪性の腫瘍で、癌の一種です。胆管は肝臓と小腸を結ぶ管で、ここにがんができると、黄疸や腹痛などの症状が現れることがあります。
  • 本塁打王とは?本塁打王は、プロ野球で最も多くの本塁打を打った選手に与えられるタイトルです。特に注目されるタイトルの一つで、シーズンの成績を大きく左右する要素とされています。
  • サイクルヒットとは?サイクルヒットは、試合中に一つの選手が一塁打、二塁打、三塁打、本塁打の4種類のヒットを全て記録することです。非常に難易度が高く、達成した選手は少ないです。

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