試合は西武との対戦で、木村選手は初回から自らの持ち味を活かし、キレのあるストレートやスプリット、カットボールを駆使して打者を抑え込んだ
木村選手は9回のマウンドに上がる前、建山投手コーチに「行かせてください」と続投を直訴
彼の強い自信と余力が見て取れた
試合のクライマックスである9回の2死一塁の場面では、123球目のカットボールを駆使して、ネビン選手を三ゴロに抑え、試合の終焉を迎えた
ポーカーフェースの彼がガッツポーズを見せた瞬間、スタンドのファンたちも歓喜の声を上げた
木村選手は7回まで完全投球を続けており、試合中にロッカールームで友杉選手から「ヒット、ゼロやん」と言われると、次第に偉業が意識されるように
結果として、彼は滝沢選手に中前安打を許し、無安打の偉業は逃したものの、被安打はわずか3で無失点、今季の136試合目にして初の完封勝利を手にした
木村選手は、霞ケ浦高校から2023年のドラフト3位で入団
期待される「ポスト佐々木朗希」としての役割もあり、これまでのプロ生活で救援としても初の登板、初の勝利を挙げてきた
木村選手は試合後のインタビューで、「この1勝を自信に変えてやっていきたい」と、多くのファンに希望を与える言葉を残した
ロッテは現在最下位にいるが、木村選手の活躍を糧に、来季へと続く明るい兆しが見えてきた
ここ15年での3戦連続完封勝利も記録し、チームの士気向上に貢献した
木村選手の初完封は、個人にとっても大きな成長を意味するだけでなく、チーム全体の士気を高める重要な出来事でした。最下位にいるロッテにとって、これからのシーズンに向けての希望を与える瞬間となるでしょう。
キーワード解説
- 完封とは?:投手が相手チームに得点を与えずに試合を終えることを意味します。
- ポーカーフェースとは?:表情を変えず、感情を表に出さない様子を指します。
- 救援とは?:先発投手が降板した後に登板する投手のことです。

