阪神・近本光司がプロ通算200盗塁を達成、身体の使い方に革新

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阪神タイガースの近本光司外野手(30)が、9月22日の東京ヤクルトスワローズ戦(神宮)でプロ通算200盗塁を達成した

この偉業は、プロ野球史上81人目、かつ阪神球団生え抜きとしては吉田義男氏、赤星憲広氏に次ぐ3人目となる

近本は今季、自身3年ぶりの30盗塁にも到達し、さらなる成長を遂げている

成功の裏にあるトレーニングの変化

9月22日の試合、7回に2死1塁の場面で近本は大西投手から右前打で出塁し、続けて中野選手への2球目で一気に二塁へスライディング

軽々と通算200盗塁を決めた

では、近本がここまで盗塁を重ねることができた要因は何だったのだろうか

2年前の転機

近本が盗塁に関する意識を大きく変えたのは、2年前の2022年シーズンであった

この年、彼はリードを取る際にお尻の力を抜いたまま行動することが一般的だったが、思い切ってお尻に力を入れるようにしたことで、動きのタイミングを掴むことに成功した

効率的な力の使い方

その後、近本は「常に一定の力を入れる」意識に変えた

「最初から全力ではなく、60~70%の力を入れて、それを80~85%に上げて加速する」というアプローチが疲労も軽減させる結果を出し、今までよりも楽に自己のパフォーマンスを発揮できるようになった

技術的な進化
彼のトレーニングの視点も変わり、個人トレーナーの植松氏との自主トレーニングを通じて、走ることとトレーニングが直結する感覚を養った

近本は「こうやったら早く走れる」という実感を持つようになり、技術的にも進化を遂げている

近本選手の200盗塁達成は、野球界における重要な記録であり、身体の使い方に対する意識改革が大きな成果を生んでいます。彼の経験から学べることは多く、スポーツ全般におけるトレーニングの重要性を再認識させられます。
キーワード解説

  • 盗塁とは?:盗塁は、打者がボールを打った後に走者が次の塁に進むことを指しており、特にそのスピードやタイミングが重視されます。
  • リードとは?:リードは、走者が次の塁に向かう準備として行う動作で、守備側の動きを見極めながら塁を離れることを指します。
  • トレーニングとは?:トレーニングは運動や競技のパフォーマンスを向上させるために行う練習や体力づくりのことです。

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