激闘の準決勝と決勝
2025年9月13日、横浜スタジアムで開催された「第13回横浜DeNAベイスターズカップ」では、相模ボーイズが初優勝を果たしたこの大会は神奈川県中学硬式野球選手権大会として高い注目を集めている
準決勝では相模ボーイズが湘南ボーイズを2-1で下し、決勝では茅ケ崎ブラックキャップスポニーと対戦した
逆境を乗り越えた相模ボーイズ
決勝戦では、相模ボーイズが初回に5点を失うという厳しいスタートを切ったしかし、選手たちは諦めずに反撃を続け、4回には3番・捕手の岩佐選手が左中間へ走者一掃の同点二塁打を放った
岩佐は「3年生の最後の大会なので、どうしても打ちたかった」と語り、気持ちを込めて打席に立った
投手としての活躍
岩佐選手はまた、3回からは投手として登板した普段の出場機会が少ない中で、最速136キロの直球を武器に相手打線を抑え込んだ
6回には不運な打球で3失点を喫するも、彼の心には負けない気持ちが宿っていた
感動の逆転劇
7回、相模ボーイズは無死満塁の状況を作り出すと、9番の大澤選手がバント安打を決めて2点を返したすると、1死満塁で再び岩佐選手に打順が回った
彼はフルスイングで打球を右中間へ送り、見事に逆転三塁打を記録した
この瞬間、選手たちの感情は高まり、塁上で喜びを爆発させた
監督の奮闘
監督の岩永一志氏は昨年から大腸がんと闘病中で、入退院を繰り返す中でチームを指導してきた彼は試合をスコアラーとして見守り、選手たちの「監督のために勝ちたい」という気持ちは強く感じ取られていた
試合後、岩永監督は「最後まで誰も諦めていなかった
うれしいの一言!」と感激の意を示した
試合終了後、降り出した雨の中でも選手たちは笑顔で歓喜のシャワーを浴び、勝利の喜びを噛み締めた
相模ボーイズの逆転勝利は、困難な状況を乗り越えた一丸となったチームの努力が生んだ結果です。選手たちの強い気持ちが、勝利をもたらしたことが伝わってきます。特に岩佐選手の活躍が印象的でした。
キーワード解説
- ベイスターズカップとは?横浜DeNAベイスターズが主催する野球大会で、主に中学硬式野球チームが参加する。
- 三塁打とは?打者が一塁、二塁を経由して三塁まで進む安打のことで、得点機会を大いに引き寄せる。
- 不屈の闘志とは?苦しい状況でもあきらめず、果敢に挑戦する気持ちのことを指す。
- 登板とは?野球で投手が出場してボールを投げることを意味する。

