巨人の近藤大亮投手、肩の痛みに挑みながらプロ野球人生最後のマウンドへ

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◇プロ野球イースタン・リーグ 巨人ー ロッテ(27日、ジャイアンツタウンスタジアム)【動画】今季の春季キャンプでの近藤投手ブルペン投球 2025年3月13日、巨人の近藤大亮投手にとって特別な一日となりました

ソフトバンクとのオープン戦を前に一軍に参加し、7回に登板した彼は、初球を投じた後に右肩を気にする仕草を見せ、その直後に阿部慎之助監督がベンチから出て交代を告げました

検査の結果、診断は「右肩けん板断裂」とのことで、手術が必要とのことです

この怪我がもたらすリハビリ期間は全治2年という厳しいものでした

診断を受けた当初、近藤投手は引退を考えたとも語っています

しかし、「あきらめるのは簡単で、腐るのも簡単」と感じた彼は、目標としての「マウンドに立つこと」を強く思い、自らに厳しい練習とトレーニングを課す決意をしました

近藤投手はジャイアンツ球場で100球以上のネットスローを黙々と続け、肩の痛みと闘い続けました

「もう、けん板はちぎれている状態だから、毎球痛いし、毎回抜けそうな感じはします」と述べつつ、投げることを諦めぬ姿勢を貫いてきました

彼は「昨日の自分に勝ち続けることができたと思う」と、自身との約束を守りながら日々を重ねています

肩の痛みがあっても、彼の目標である「マウンドに立つこと」は、9月27日のイースタン・リーグ戦で果たされることとなりました

「心が折れそうな時期もあったが、支えてくれた人々への感謝を胸に、全力で投げる姿を見せたい」と力強く語る近藤投手

肩が悲鳴を上げる中で、彼がプロ野球人生最後のマウンドに挑む姿勢は、多くの人々に感動を与えることでしょう

近藤大亮投手の挑戦は、彼自身の成長や努力の象徴でもあります。厳しい怪我に直面しながらも、目標を持ち続け、地道に練習を重ねる姿勢は、多くの人に感動を与えています。そのストイックな姿は、ファンだけでなくチームメートにも勇気を与えているでしょう。
キーワード解説

  • けん板断裂とは?:けん板断裂は、肩にあるけん板が破損する怪我で、痛みや可動域の制限を伴います。治療には手術が必要な場合もあります。
  • ブルペン投球とは?:ブルペン投球は、試合の前に投手がウォームアップとして行う投球練習のことです。これにより、選手は実際の試合の感覚を養います。

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