ヤクルト・川端慎吾選手、引退会見で感謝の思いを涙ながらに語る

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東京ヤクルトスワローズの川端慎吾内野手(37)が、2025年9月27日に都内の球団事務所で引退を正式に表明しました

「今シーズンをもちまして引退することになりました」と冒頭で明かし、言葉を詰まらせながらも、決断に至った経緯を述べました

川端選手は、野手最年長として迎えた20年目のシーズンでは一軍出場はありませんでしたが、イースタン・リーグでは75試合に出場し、打率は.241、2本塁打、19打点という成績を収めました

川端選手は、20年間のプロ野球人生を振り返り、「ヤクルトで野球をやらせてもらって本当に感謝しています

山あり谷ありで、様々な経験が全て私の財産になりました」と語りました

特に、2020年に受けた2度目の腰の手術後に復活し、21年には高津監督の信頼を得て試合に出場できたことについて、「驚くほど活躍できたことが一番うれしかった」と振り返りました

また、リハビリの期間は特に厳しく、家族のサポートが何よりの力になったと感謝を述べました

「どんなに苦しい時でも、家族が明るく支えてくれたのが原動力でした」と感情を込めて話しました

プロ野球人生については「悔しい気持ちを忘れずに、しっかり練習を頑張った

よくやったと思います」と自己評価し、支えてくれた人々に「感謝の気持ちを伝えたい」と話しました

会見では、高津監督から「今日、明日と最後一緒に戦ってくれないか」と連絡を受けたことも明かされました

また、中村悠平選手や山田哲人選手らが花束を持って登場すると、川端選手は涙を堪えることができませんでした

川端選手は2005年の高校生ドラフトでヤクルトに入団し、その後はたぐいまれな打撃センスを発揮し続け、2015年には首位打者と最多安打のタイトルを獲得するなど活躍しました

しかし近年は出場機会が減少し、「燕の安打製造機」として知られる彼がバットを置く決断をすることになりました

川端選手の引退会見は、彼の20年間のプロ野球人生の集大成を感じさせる内容でした。彼の素直な感謝の気持ちや、苦しいリハビリの思い出は、多くのファンや選手に感動を与えたに違いありません。これからは選手たちを陰から応援したいという言葉に、彼の温かい人柄が表れていました。
キーワード解説

  • 引退とは?:引退は、競技や職業を終えることを指します。選手が身体的な理由や意欲の低下から、現役生活を終える決断をすることです。
  • イースタン・リーグとは?:イースタン・リーグは、プロ野球の二軍リーグの一つで、若手選手や復帰を目指す選手が活躍する場です。
  • 首位打者とは?:首位打者は、シーズン中に最も高い打率を記録した選手に贈られるタイトルです。打撃能力の高さを示す重要な指標です。

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