阪神・近本、3安打も得点に絡まず悔しさをにじませる

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◇セ・リーグ 阪神3-5中日(2025年9月27日 甲子園) 試合後、阪神の近本光司選手は、3安打を記録したものの、1度の得点しかできなかったことに悔いを残しました

「しっかり先頭で出られた

(もっと)得点で(本塁に)還ってくることができていれば良かったかなという感じです」と語意

近本選手は、聖地・甲子園のファンを沸かせ、また、ヒットパレードは初回から始まりました

試合の開始早々、先発投手の高橋宏選手から中前へヒットを放ち、これで連続安打は5試合に延長

さらに3回の打席でも、2球で追い込まれながらも3球目を見事に中前へ運びました

7回には、右翼線への二塁打を放ち、剛腕投手に対し全て150キロを超える直球を捉えた快音でした

「うまく反応できた

いい(バットの)出し方ができた」と自信をのぞかせた2打席目では、安打を放つ1球前のカーブにタイミングを崩されながらも、相手バッテリーの配球を見抜き、高めの球を中堅でクリーンヒットしました

ここで感じられるのは、思い描く理想のスイングが実現できたということです

今季の猛打賞は自己最多の14度に達し、2021年に並ぶ成績

中日・岡林選手も3安打を記録し、リーグのトップに並走しています

近本選手のシーズン安打数も158に達し、広島の小園選手、中日の岡林選手に1本差で追いかけています

「ムラをつくっちゃうと、それがどうしてもパフォーマンスの上でマイナスに働く可能性が高い」と語り、近本選手は一定のパフォーマンスを維持するために「出力の安定」を意識して取り組んでいます

今年で7年目を迎え、入団1年目からシーズン9度以上の猛打賞を獲得してきた“令和の猛打賞王”

残り2試合となった今シーズンも淡々と役割を果たし、“有終の美”を飾ることができるでしょう

今回の試合で近本選手は自身のパフォーマンスには満足しているものの、得点に貢献できなかったことに悔しさを表明しました。チーム全体の得点力を考えると、彼の役割は非常に重要です。安打数が増えた中でも、得点が伴わないことはチームにとって大きな課題と言えます。残りの試合でそのジレンマを解消してほしいものです。
キーワード解説

  • 猛打賞とは?:野球の用語で、1試合で3安打以上を記録することを指します。
  • 出力の安定とは?:選手が試合ごとに安定したパフォーマンスを発揮することを意味します。これによって、チームへ貢献できる機会が増えます。

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