中村選手、ホークス連覇に寄与した陰のMVPの真実

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中村選手、連覇に大きく貢献した「陰のMVP」とは?

◆西武1―4ソフトバンク(27日、ベルーナドーム) 【コラム/好球筆打】 断言できる

ベテラン中村選手が、連覇を果たした小久保ホークスの「屋台骨」として活躍した

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小久保監督も認めるその貢献度

彼は個人的には「陰のMVP」と呼ぶにふさわしい選手だ

中村選手にとって、この1年は紆余曲折の連続だった

プロ18年目を迎え、代打専任の役割でスタートしたが、開幕直後に近藤選手が故障離脱したことにより、小久保監督は中村選手の先発起用を決断した

2月のキャンプ中に今季の役割を告げられた中村選手は「代打一本で勝負する」との準備を進めていたが、その発表には戸惑いもあったという

しかし、監督の覚悟の表情を見た彼は決意を固めた

先発復帰初戦となった4月1日の日本ハム戦ではいきなり2安打1打点を記録し、続く17日の楽天戦では先制3ランを含む3安打を放った

主力選手が怪我で欠場する中、開幕直後に最下位に沈んでいたチームをバットで鼓舞した

特に、7月31日の日本ハムとの首位攻防戦では家庭の理由でチームを離脱した中村選手だが、父を見舞った後、すぐにチームに復帰

「チームを助けたい」「父は自分のプレーを見たいはず」と思い、強い責任感に基づいて行動した

9月には勝負どころでの活躍が光り、オリックス戦での同点打やビッグイニングを生み出す安打など、9月だけでもチームを数回、勝利へと導く重要な役割を果たしている

振り返ると昨年は、出場機会が不安定で心身共に疲弊し、引退の意思を伝えるほどだったが、慰留されて現役を続行

結果的に残した成績は満足いくものではなかったものの、今年のチームにおける貢献度は計り知れない

中村選手なくして小久保ホークスの連覇は難しかった

言うまでもなく、彼は今年の戦いで重要な役割を果たした選手だ

中村選手の活躍は投打にわたり、チームを引っ張る力となった。特に、彼の強い責任感やチーム愛は胸を打つストーリーであり、選手としての資質や人間性がどう影響を与えたのかを考えさせられる。
キーワード解説

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