これにより、ソフトバンクは2年連続でパシフィックリーグを制覇した
選手会長の周東佑京内野手（29）は、今季も守備力と打撃力でチームを引っ張り、リーグ4位の打率2割8分6厘、盗塁数はトップの35を記録し、絶対的なリードオフマンとしての地位を確立した
周東選手はこのシーズンを通じて満身創痍の状態にありながらも、各試合に出場し続けた
昨オフに受けた左膝の手術が影響し、開幕時には体調が万全ではなかったが、4月末に死球を受け右腓骨を骨折した際も「最短10日で戻るつもり」と、できるだけ早くチームに復帰することを誓った
この身体的な苦痛に耐えた精神力が、チームメイトたちへの鼓舞となった
春季キャンプでは特別枠で一軍の宮崎キャンプに参加し、本来はリハビリのため筑後にいる予定であったが、小久保監督の思いを受け、積極的にチームに貢献する姿勢を見せた
周東はこの機会を「自分がやらないといけない」と受け止め、シーズンを通じてその思いを実現していった
周東選手の存在は、ソフトバンクにとって単なる選手以上の意味を持つ
彼は精神的支柱としての役割を果たしつつ、試合の勝利に貢献している
シーズンは長く、誰しもが体調の崩れを経験する中、周東が示した「痛みを感じて言わない」という姿勢は、チーム全体を鼓舞する力となった
今年もまた、その遺志を受け継ぎ、新たな強さをもってリーグ連覇を達成したといえるだろう
ソフトバンクの周東選手が今シーズンも怪我を乗り越え、チームの精神的支柱として活躍したことは非常に印象的です。彼の姿勢は、仲間たちにも大きな影響を与えるもので、チームの士気を高める要素となっています。怪我を抱えながらも活躍を続ける姿は、スポーツだけでなく、私たちの日常生活にも通じる勇気を与えてくれます。
キーワード解説
- 選手会長とは？選手会長は、チーム内で選手を代表し、選手の意見を監督やフロントに伝える役割を担っています。
- リードオフマンとは？リードオフマンは打順の一番目で、チームの攻撃を始める重要な選手であり、出塁率や盗塁能力が求められます。
- 精神的支柱とは？精神的支柱は、チームにおいて仲間を勇気付け、困難を乗り越えるための精神的な支えとなる選手のことです。
